美輪明宏
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お父さんの欠点ばかりが目に付くのは、父親として見ているだけだから。お父さんも一人の人間。
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微笑みは幸運を開く鍵。私はそう信じています。微笑んでいる人を嫌う人はいません。大げさではなく、微笑みは一生を変えてくれる。
勤め先でほかの社員より有能な人材として見られたければ、いろんなことで努力してごらんなさい、それは報われます。
似たもの同士がいがみ合うのは、自分の欠点を相手に見つけるから。親子でも、感謝の気持ちを忘れず、自然体で付き合えば楽になる。
悲しんでばかりいると、亡くなった方も成仏できません。「私のことは、どうぞご心配なく」と、良い波動を送ってあげましょう。
人間いくつになっても新たな道へ踏み出す時が来る。それまでの苦労や人生体験はその時ための基本教育。
個人の考えはたかがしれている。いろんな人たちが残した事物事象を参考にすればいい。ネタがないとガソリン切れになりますよ。
私は昔から「給料だと思うな、我慢料ですよ」と言っています。嫌なことを我慢するからそれだけのものをいただけるわけです。たとえば歌い手やタレントであっても、鼻歌だけ歌って、カッコばかりつけて、好きなことばかりやって、それで長く人気を保ちたいなどというのは図々しいのです。
2
友達がいない、できないと嘆く人がいますが、本当の友人というものは、一生のうちに一人か二人できるかできないかのものなのです。厳密に言えば一生涯出会わない人の方がほとんどです。
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自分は誤解されやすいと思ったら、言葉が足りているかどうか反省してみる。思いが正確に伝わるように言葉を尽くしてますか?職場でも家庭でも、付き合いは気品を持って、良い人間同士でいること。君子の交わりは淡き水の如し。人の悪口を言えば自分も不愉快になる。嫌な人はどこにでもいます。見ざる聞かざる言わざるが楽。人間関係で一番大事なのは、腹八分ではなくて腹六分。夫婦、恋人、親子、仕事関係、すべて腹六分でお付き合いを。親しき仲にも礼儀あり。
子供が幼いときは親が世話をする。親が年老いたら子供が世話をする。役割の交代。それが人間の順番。
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貧しい生活の中でしか学べない生活の知恵がある。苦あれば楽あり。これも正負の法則。
4
惨めな自分を笑い飛ばすユーモアは先人の知恵。どんなに辛いときでも明るく生きる高等技術。
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今片づけなくてはいけないのは、部屋や引き出しの中ではなく自分自身。
火の粉はふり払わなければ、火傷します。だから必死にふり払う。自分が置かれた立場を悲観している暇はない。
苦労をした人にはそれと同じ量の喜び、ご褒美がくる。楽あれば、苦あり。苦あれば、楽あり。
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貧しい時代の苦労はお金で買えない貴重な体験。どんなに辛くても楽なほうへ逃げない。人にできない苦労ほど、いつか楽しい思い出になる。
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親に感謝する気持ちは親が亡くなった後でも届きます。例えこの世にいなくても親子の理解を深めることができるのです。
白が幸福、黒が苦労とするならば、白の白さを際立たせるには、黒を隣に置いてみることです。
自分に思いやりが足りない人ほど相手に思いやりを求める。自分の言葉が相手を傷つけていないか、まず反省してみる事。
美輪明宏のすべての名言