美輪明宏
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今片づけなくてはいけないのは、部屋や引き出しの中ではなく自分自身。
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努力しない人も平等になどと、そんなバカなことはありません。それこそ不平等です。努力した人もしない人も同じ収入で、同じ家に住んで、同じ洋服を着て、同じ食べ物を食べる。それでは正直者がバカを見ます。うらやましいのだったら、妬ましいのだったら、自分もそれ以上に努力すれば報われるのです。
恋とは自分本位なもの、愛とは相手本位なもの。
貧しい生活の中でしか学べない生活の知恵がある。苦あれば楽あり。これも正負の法則。
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子供が幼いときは親が世話をする。親が年老いたら子供が世話をする。役割の交代。それが人間の順番。
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人生78年の私の経験から言えるのは、人生には、いいことも悪いことも起こるのだということ。苦があれば、楽もあります。つまり、すべてうまくいかない人生はありませんし、逆に常に順風満帆の人生もありません。
教養がなくても、器量が悪くても、一生懸命働いて正直な人は信用があるから、誰かが助けてくれるのです。だからどん底まで落ちることがない。
白が幸福、黒が苦労とするならば、白の白さを際立たせるには、黒を隣に置いてみることです。
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色気とは仕草や形ではなく、精神的に相手を包んであげる上品な優しさのこと。
親に感謝する気持ちは親が亡くなった後でも届きます。例えこの世にいなくても親子の理解を深めることができるのです。
貧しい時代の苦労はお金で買えない貴重な体験。どんなに辛くても楽なほうへ逃げない。人にできない苦労ほど、いつか楽しい思い出になる。
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信用したり期待しなければ裏切られることもないのです。それを頭に入れておくと、意外と対人関係は楽になります。
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神様は、男に腕力を与えた。女には、腕力を補う為に精神力を与えた。
微笑みは幸運を開く鍵。私はそう信じています。微笑んでいる人を嫌う人はいません。大げさではなく、微笑みは一生を変えてくれる。
男の親子は照れくさい。どんなに愛していてもそれを口に出すことを潔しとしないもの。
不幸な家庭に育った人は強く生きる能力を持つ人。あながち不幸ではない。
愛する人に「愛してるよ」と言える幸せ…。感謝の心を持てば生きるエネルギーが湧いてくる。
人並みに働いている人というのは、やはり人並みの生活なのです。そして、人並み以上、頭ひとつ出している人は、ほかの人たちの2倍3倍も働いているのです。頭脳労働も肉体労働も両方。つまり、出し惜しみをしないのです。苦労の出し惜しみをしない人は、それだけで恵まれています。
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白の白さを際立たせるには、その白のかたわらに黒い色のものを置けばよいのです。黒の黒さが深く、濃ければ濃いほど、黄なりの白さのものでも真っ白に見えるものなのです。黒は苦労です。苦労したことが多く、苦しみの深さが深ければ深いほど幸せが訪れたとき、それがどんなにささやかな幸せでも、大きな幸福感として満喫できるものなのです。
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戦争とは、あなたの愛する人が死ぬ、ということです。
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