斎藤茂太
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嫌われたら、それ以上の力で好きになれ。
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自分を幸せにできる人は、人も幸せにできる。
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いま何がないかより、いま何があるかで発想しよう。
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仕事は雑に考えると、雑事になってしまう。
人によって価値観や好みが異なるのですから、幸せの形も違って当たり前。マスコミや世間が押しつけてくる幸せの基準をちょっと脇にどけて、一度じっくり考えてみてください。自分は本当は何が好きなのか、何をしているとき幸せだと感じるのか、気持ちよく生きていくために何が必要で、なくても困らないのはなんなのか、どんな自分になりたいのか...とね。
「わが道をゆく」に勝る道はない。
行いの最大の報酬は、行いをやり遂げた満足にある。
若い人には若い人なりの輝きがある。三十代にも三十代なりの輝きがある。四十代にも五十代にも六十代にも七十代にも八十代にも…。それぞれの年代に、その年代でしか放つことのできない輝きがある。
優柔不断な人は、決断を悩み始めた自分に向かってこう言うといい。決断するとは「悩む」のではなく「決める」こと。どのみち、選択肢は一つだ。
言葉は薬にもなれば、凶器にもなる。
「今はできない」を、「絶対できない」と間違えないように。
人は「けなげな人」に、手を差しのべる。
追いかけられて暮らしているようでは、いつか息切れしてしまう。
若い頃は明日の収穫のために頑張る時期である。しかし老いを迎えたらもう頑張らなくても良い。
完璧主義はやめて、八十点の出来なら合格と考える。毎日毎日、全力投球するのではなく、頑張るべき時だけ百パーセント、百二十パーセントの力を出し、あとは八十パーセントぐらいをキープする。それが、心身共に健康で、いい仕事を長く続けていくコツなんですよ。
苦労から抜け出したいなら、肩の力を抜くことを覚えなさい。
言葉はかけ算に似ている。かけ算ではどんな数も最後にマイナスをかけたら、答えはマイナスになる。
最後に私よりも若いであろう読者の皆さんにぜひお伝えしたいことは、将来のことを必要以上に心配することはない、ということだ。気を揉んでいたずらに時を過ごすよりも、なんでもいい、今からできること、したいことをしてみるといい。まずは行動を起こすことだ。老いは、考えなくても。
相手の長所と向き合えることを、自分の長所にしてごらん。
羨ましい、憎らしい、悔しい。老いたら3つの「シイ」を捨てなさい。
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