林真理子
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私くらいの年齢になれば仕事で付き合う編集者たちもみんな年下です。彼ら彼女らに気持ちよく仕事をしてもらうにはどうしたらいいか。私は日々、そのことを考えています。
人間にとって、恋愛ほど、こんなに気持ちを高揚させ心に波を立ててくれるものはほかにありません。
人生のリセットは何度でもできる。でも自分でないとできない。
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人間は一生、幸せのままでいられるはずはない。と同じように、一生不幸のままでいるはずもない。
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高い望みを持ち、野心を胸に抱いて、目標にたどり着くまで地道に努力を重ねることがそもそも大事なのであって、野心はネガティブに捉えられるべきではない。
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結婚も仕事も、幸福になるためのひとつの手段にすぎない。
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女性の服装の差異というのは、からだの両極に顕著に表れる。ヘアスタイルと足元あたりに。
やってしまったことの後悔は日々小さくなる。でもやらなかったことの後悔は日々大きくなる。
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作家が書くことだけでお金を稼ぐのは難しい時代になりました。私自身は、ありがたいことに昨年は「野心のすすめ」という新書がヒットして、金銭的にはとても助かりましたが、ヒットはユージュアルなものではありません。ですから、実は常に不安感を持っています。
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気をつけよう、手抜き一分、イメージ一生。
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中年からの美しい肌は、自立した女の証でもある。
自分を信じるということは他人が自分をほめてくれた言葉を信じるということでもある。
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頑張ってキャリアを積んできたんだもの。それだけの努力をしてきた人には、内面からにじみ出る、幸せ感あふれる洗練された美しさを手に入れることができる。
美貌こそ女の歴史であり、いちばんわかりやすいパーソナリティなのである。
20代のデビューからいままで途切れることなく仕事に恵まれてきたのは、人の縁によるところが大きいです。
ちゃんと努力して続けていたかいいかげんにやっていたか。それを神様はちゃんと見ている。
女を変えるのは男かもしれないが、女が育つために仕事はある。
やはり美しさを自覚し、女らしさは何たるものか追求している人たちに混じり、切磋琢磨していくことが、その後の幸福を左右していくのではないだろうか。
平凡な人生は1つもない。それだけ、人生って面白いもの。
人は意識的に「上」を目指していないと、「たまたま」とか「のんびり」では、満足感のある人生を生きていくことはできないと思うんです。自分の身の程を知ることも大切ですが、ちょっとでもいいから、身の程より上を目指してみる。富士山を目指す必要はないんです。谷川岳くらいでいい。最初から「高尾山でいい」とぼんやり歩いていたら、登山口の駐車場でウロウロする人生を送ることになってしまいます。
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