柳井正
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いい加減じゃないと夢がない。夢を持っている人は、だいたいいい加減だ。
好き嫌いっていうのは、信用していないです。やっていたら、好きになるんじゃないですか。
僕らもビジネスをやっているのは社会のためで、金儲けを目的にやっているわけじゃない。
経営とは矛盾を解決することに尽きると思います。矛盾は解決できると思わないと駄目だし、矛盾解決が社長の役割です。
他人に学ぶとは自分より上の人、自分よりすごい人を素直に尊敬すること。それには「いいものはいい、悪いものは悪い」という客観的な判断基準が自分の中になければいけない。僕らが成功した要因も、そこにあると思います。たとえばSPAを学んで自分でもやってみようと思ったのは、「いいものはいい」と考えたからです。
真っ当に生きれば、怖いものはない。
経営者には高い倫理観が求められる。悪だくみや単なる金儲けのために協力してほしいと求めたら、社員も取引先も手を差し伸べてはくれない。
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自分には必ずいいところがあると信じて、どんな境遇でもやっていくことが大切です。
社会のニーズがあるからこそ会社も成長できる。社会からあなたの会社は必要ですよと言われない限りは成長どころか存在すらできません。ですからその国に進出しようと思ったら、その国の社会の一員として社会貢献活動も同時にやる必要があると思っています。
寛容性や他人への共感がないとビジネスの現場は回っていきません。いろいろな人に会って、いろいろな考え方を知る。いろいろな現象を分析する能力がなければ経営はできません。
人格は重要。いい人はいい人を使えるけれど、悪い人はいい人を使えない。
自分で考えなければ、実際の行動に移せない。
商売はスポーツと同じ。一枚一枚積み重ねてやっていくということが一番大切なんではないかと思います。
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僕はずっと失敗してきた。今までのどのビジネスでも一勝九敗くらい。唯一成功したのがユニクロです。致命的にならない限り失敗はしてもいい。やってみないとわからない。行動してみる前に考えても無駄です。行動して修正すればいい。
経営者は好き嫌いはいっていられません。世の中がその方向に動いているなら素直にそれに従うべきです。
すでに世界はバーチャルとリアルが融合している。リアルもバーチャルもなくなって、とにかくデジタルの世界に変わった会社が勝つ。
一人ひとりが輝くようにしようと思ったら、少数精鋭以外にはできません。
地元に根付いて社会貢献する人が、世界水準の仕事をして、主役になれるストーリーを作っていく。転勤を重ねて出世するストーリーは、今後一切いりません。
ビジネス=実行です。ビジネスは、勉強とは違います。勉強しても、できなければ意味がない、それがビジネス。
いつも言っているのは、僕のようにしないことだ、ということ。僕のようにしたら絶対に失敗するし、カリスマは必要ない。
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