柳井正
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本当にその産業をやっていこうと思ったら、自分がやっている産業で世界を変える、みたいなことを思わないといけないのではないか。
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人間はいつか死ぬ。生きているうちが花なのだから、生きているうちに何かやったらどうですか。
時代が変わったという事をもっと認識してほしい。年寄りの言う事を聞いていたら駄目。
自分から進んで、仕事の幅を広げていく必要がある。
会社とは経営者そのもの。
我々ビジネスマンは稼ぐことが使命です。働いて、金を稼いで生活を豊かにする。金が回るようにして、日本の景気を上向きにしていく。
子供達は経営者にはしないよ。うちの息子二人は、能力も性格も見識も今の執行役員と同等ぐらいのものは持っている。でも飛び抜けてはよくない。だったら実際の経営をするよりも経営者を任命したり、オーナーとして振る舞う方が普通だと思うし、全社にとってはそっちの方が絶対いいと思う。
ユニクロでいちばん発言力のある人、それは社長ではなく、お客様です。
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世の中の変化と市場は暴力的です。そこでは自分の都合や自社の都合は一切許されません。
海外で失敗して帰ってきた人も、銀座の旗艦店で店長をやっています。失敗の経験は、必ず役に立つんです。
安全に階段を上がっていくような世界は、ビジネスではあり得ない。
外に出ないと生き残れない。だから、宇部を出て広島へ、東京へと出て行き、世界にも店舗を広げていったのです。
あらゆる産業においてナンバーワンが儲かります。ナンバーツーやナンバースリーはそこそこ儲かり、それ以外は儲からない。
経営とは、一番最後から本を読むようなもの。まずは結論ありきで、最終的に何を求めて経営していくかを決め、結論に至る方法を考えられる限り考え、いいと思う順から実行する。
現場を経験することは、すごく大事。上から下を見るだけでなく、下から上を見る。上下両方とも経験することで、偏りなく見ることができますから。
素材選定から商品生産、企画、顧客満足まで自社でワンサイクルで回すことを徹底して、今まで以上に満足してもらい、リピーター増やすことが大事になる。「海外はこういう方法」ということではなく、グローバルワン、世界中で一つのことをやることが大事だ。
若い企業家の中には上場して終わりという人も見受けられる。それでは駄目。一生の仕事としてやってもらいたいですね。
僕はうちの社員や日本の若い人に世界で活躍できる商売人になってほしい。日本は資源のない国です。敗戦のときには設備やインフラがすべてなくなった。それから、みんなが一生懸命、商売をして、外国へ出かけていって、輸出を伸ばして豊かな国を築き上げた。戦後、日本人は商売人として頑張ったから、復興を果たすことができた。
お客様の期待以上のモノを作ってください。期待通りではダメで、期待以上のモノを作る。
変革しろ、さもなくば、死だ。
柳井正のすべての名言