私は、何かの役職に就いた時から自分の後継者を考え続けるようにしてきました。JALのパイロットには常に後進を育てる文化があります。万一機長がフライト中に倒れた時には副操縦士が1人で着陸を行うわけですから、機長は常に副操縦士を育てるわけです。
植木義晴
植木義晴のその他の名言
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お客様から選ばれ愛される航空会社になるために一番必要なのは、社員が幸せを感じること。「自分の会社好きじゃないや」、「この仕事面白くないや」と思う集団にお客様が魅力を感じてくださることはないんですから。
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運行部長になった途端、目の回るような忙しさとプレッシャーで、感傷に浸るヒマはありませんでした。どうやったら、二度と会社を潰さないで済むのか、そのことで必死でした。
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破綻前と後を比較してみると、破綻前には社員に甘えの構造が蔓延っていたということは拭いきれない事実だと思います。しかし逆に言えば会社が破綻した原因を反省し、あるべき姿を考え直すチャンスをいただけました。
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JALフィロソフィは40項目あるのですが、難しいことは書いていないんです。「それ違うよ」なんて思う言葉はないですね。だけど、実践することは難しい。シンプルなだけに難しいんですね。
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独断するということは、自分一人が責任を負わなくてはいけないというリスクがあります。しかし、そのリスクを負ってでも、経営トップが決断を下さなくてはいけない場面がある。
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ワンフライトを終えると、必ず反省点がありますし、落ち込むこともありますが、次またやるぞという気分になっていけます。これがパイロットの魅力ですね。
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社員と会社が一体化する、それによって最高のサービスが生み出せる。それが、企業価値を向上させ、その結果、株主の方々に還元して喜んでもらうことができる。
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会社として「社員を大事に思っているよ」「社員が一番大事だよ」と、そのような状態でなければ、お客様に対して最高のサービスをご提供することはできない。