私は「会社を蘇らせる」という大義を背負うことで、迷いが吹っ切れました。
植木義晴
植木義晴のその他の名言
-
会議で疲れ切った後、休憩室で話していると議論に新しい視点が加わることは結構あります。会議では発言しにくかったことも、ほっと一息ついて、気兼ねなく話せるからでしょう。
-
雑音は気になりません。すべて自分の責任だと思っていますから。そもそも自信がなければ社長就任の話は受けないし、自信がなくて受けるのは社員に失礼ですから。
-
ワンフライトを終えると、必ず反省点がありますし、落ち込むこともありますが、次またやるぞという気分になっていけます。これがパイロットの魅力ですね。
-
最も避けなければならないのは、トラブル発生時に解決策を決められずに時間だけが過ぎてしまうことです。あるいは、完璧を目指そうとするあまり、決断までに時間をかけすぎてしまうことです。
-
破綻前と後を比較してみると、破綻前には社員に甘えの構造が蔓延っていたということは拭いきれない事実だと思います。しかし逆に言えば会社が破綻した原因を反省し、あるべき姿を考え直すチャンスをいただけました。
-
お客様から選ばれ愛される航空会社になるために一番必要なのは、社員が幸せを感じること。「自分の会社好きじゃないや」、「この仕事面白くないや」と思う集団にお客様が魅力を感じてくださることはないんですから。
-
運行部長になった途端、目の回るような忙しさとプレッシャーで、感傷に浸るヒマはありませんでした。どうやったら、二度と会社を潰さないで済むのか、そのことで必死でした。
-
JALのフィロソフィーには、次のような一文があります。「楽観的に構想し、悲観的に計画し、楽観的に実行する」。この言葉にこそ、どんな状況にも動じず、平常心を保つための心構えが示されていると思います。