植木義晴の名言
日本航空株式会社会長
植木義晴の名言。全70個。
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どんなときでも平常心を保ち、適切な行動をとれるようになるには、これでもかというくらいの準備を怠らないこと。それを日々続けていく努力が大切です。
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会社として「社員を大事に思っているよ」「社員が一番大事だよ」と、そのような状態でなければ、お客様に対して最高のサービスをご提供することはできない。
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稲盛。それでも私は、一人で入っていってわからないことは「わかりません」と伝えて教えてもらいます。他の役員にも「行け!」と尻を叩いているんです。
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実際にトップになってみると、想像したとおり、決して居心地はよくありません。それでも、トップになったからには、果たすべき使命があるし、社長として恥ずかしくないだけの努力をしたい。今はそう考えています。
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自分についてきてくれる人を何人つくれるかが勝負だと思いました。半年で5人つくれるかも。もし1人でも理解者を得られなかったら、その時点で会社を去ることも考えたでしょう。
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努力しなければ、自分の仕事を好きになれないと思います。努力して、努力してひとつずつ課題を克服して達成するたびに、仕事が好きになっていきます。私のパイロット時代がそうでした。
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JALのフィロソフィーには、次のような一文があります。「楽観的に構想し、悲観的に計画し、楽観的に実行する」。この言葉にこそ、どんな状況にも動じず、平常心を保つための心構えが示されていると思います。
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最近は数字の結果だけを見て、「会社更生法を適用すれば誰でも利益を上げられる」という声も聞きますが、そのたびにリストラで辞めていった仲間の顔が浮かび、その無理解にやり切れない思いをしています。
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構造改革では、部門別採算制度をとるなど確実に利益を生み出せる仕組みに変えていきました。また、社員が変わったといわれるのは、意識改革に取り組んでいるからではないでしょうか。
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会議で疲れ切った後、休憩室で話していると議論に新しい視点が加わることは結構あります。会議では発言しにくかったことも、ほっと一息ついて、気兼ねなく話せるからでしょう。
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もっと自分たちの会社を好きになってほしい。自分たちの仕事に誇りを持てば、責任感も生まれ、一致団結して邁進できるはずです。
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社員と会社が一体化する、それによって最高のサービスが生み出せる。それが、企業価値を向上させ、その結果、株主の方々に還元して喜んでもらうことができる。
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ワンフライトを終えると、必ず反省点がありますし、落ち込むこともありますが、次またやるぞという気分になっていけます。これがパイロットの魅力ですね。
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私にとってモチベーションの源泉は「強い思い」を持つこと。自分は何をしたいか、どんな人間になりたいか。その思いを強く抱くことがすべての原点です。
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モチベーションは一時的に高まればいいわけではない。それをいかに継続するかが重要です。そこで必要なのが、仕事を好きになることと、プライドを持つことだと考えています。
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運行部長になった途端、目の回るような忙しさとプレッシャーで、感傷に浸るヒマはありませんでした。どうやったら、二度と会社を潰さないで済むのか、そのことで必死でした。
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雑音は気になりません。すべて自分の責任だと思っていますから。そもそも自信がなければ社長就任の話は受けないし、自信がなくて受けるのは社員に失礼ですから。
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私が心を砕いたのは、20人ほどのJALの経営陣を、経営再建に向けてどうやってひとつにまとめていくか。まずはこの20人がひとつにならずして、会社がひとつになれるわけがありません。
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独断するということは、自分一人が責任を負わなくてはいけないというリスクがあります。しかし、そのリスクを負ってでも、経営トップが決断を下さなくてはいけない場面がある。
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JALフィロソフィは40項目あるのですが、難しいことは書いていないんです。「それ違うよ」なんて思う言葉はないですね。だけど、実践することは難しい。シンプルなだけに難しいんですね。
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お客様から選ばれ愛される航空会社になるために一番必要なのは、社員が幸せを感じること。「自分の会社好きじゃないや」、「この仕事面白くないや」と思う集団にお客様が魅力を感じてくださることはないんですから。
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破綻前と後を比較してみると、破綻前には社員に甘えの構造が蔓延っていたということは拭いきれない事実だと思います。しかし逆に言えば会社が破綻した原因を反省し、あるべき姿を考え直すチャンスをいただけました。
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最も避けなければならないのは、トラブル発生時に解決策を決められずに時間だけが過ぎてしまうことです。あるいは、完璧を目指そうとするあまり、決断までに時間をかけすぎてしまうことです。