ピーター・ドラッカー
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成果をあげるための秘訣をひとつだけ挙げるならば、それは集中である。成果をあげる人は、最も重要なことから始め、一度にひとつのことしかしない。
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成し遂げたいことに必要な条件を、明確に把握すればするほど、達成される確率は高まっていく。
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急成長会社では、無能な者が要職にいる。会社の成長についていけなかった人々である。
砂漠では、教養など何の役にも立たない。生きる技術を持っているかどうかが生き残れるかどうかを分ける。厳しいビジネスの世界も同じである。
マネジメントと呼ばれるものの大部分は、働く人たちにとって面倒なものである。
「私は」ではなく「我々は」を考えることが大切。
市場に関する報告書など信頼してはいけない。マーケットはトップ自身の目と足で確かめよ。
喜びは成果の中になければならない。石臼に向かいながらも丘の上を見なければならない。
企業の精神は、どのような人たちを高い地位につけるかによって決まる。
生産性とは機械や道具や手法の問題ではなく、姿勢の問題である。換言するならば、生産性を決定するものは、働く人たちの動機である。
昔の人は言った。「夕食の客には教育ある人が良い。しかし砂漠では、教育のある人よりも何かのやり方を知っている人が必要だ。教育ある人間はいらない」。事実すでにアメリカの大学では、伝統的な教養人は、教育ある人間とさえ見なされなくなっている。そのような者は、趣味人として一段下に見られている。
成功への道は、自らの手で未来をつくることによってのみ開ける。
「正しい結果を与えてくれる最も簡単な分析は何か。最も簡単な道具は何か」を問わなければならない。アインシュタインは、黒板よりも複雑なものは、何も使わなかった。
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成功した企業は、きまって誰かがかつて勇気ある決断をした。
実のところ、販売とマーケティングは逆である。同じ意味ではないことはもちろん、補い合う部分さえない。もちろん何らかの販売は必要である。だがマーケティングの理想は、販売を不要とすることにある。マーケティングが目指すものは、顧客を理解し、製品とサービスを顧客に合わせ、自ずから売れるようにすることである。
物事は、人が思ったり、言ったりすることの2倍大変である。
自らの果たすべき貢献は何かという問いからスタートするとき、人は自由となる。責任をもつがゆえに、自由となる。
集中するための第一の原則は、もはや生産的でなくなった過去のものを捨てることである。そのためには、自らの仕事と部下の仕事を定期的に見直し、「まだ行っていなかったとして、いまこれに手を付けるか」と問わなければならない。
組織は常に進化していなくてはならない。
まず何よりも、変化を脅威ではなく機会としてとらえなければならない。
ピーター・ドラッカーのすべての名言