ピーター・ドラッカー
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リスクが富を生む。
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人に教えることほど、勉強になることはない。人の成長の助けとなろうとすることほど自らの成長になることはない。
集中が必要なのは、仕事の本質と人間の本質による。いくつかの理由はすでに明らかである。貢献を行うための時間よりも、行わなければならない貢献の方が多いからである。
日本人の強みは、組織の構成員として、一種の「家族意識」を有することにある。
組織の活動というのは、「いかに世の中に貢献していくか」という一点に集約される。
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この世界では何らかの仕事ができる人間はむしろ稀である。
将来についてわかっている唯一のことは、今とは違うということだ。
会議を成果あるものにするには、会議の冒頭に、会議の目的と果たすべき貢献を明らかにしなければならない。そして会議をその目的に沿って進めなければならない。特定の目的のある会議を、だれもが勝手に素晴らしいアイデアを言い合う自由討議の場としてはならない。
3つの段階、産業革命、生産性革命、マネジメント革命の根本にあったものが、知識における意味の変化だった。こうして我々は一般知識から専門知識へと移行してきた。かつての知識は一般知識だった。これに対し、今日知識とされているものは、必然的に高度の専門知識である。
1、より速くすること。2、よりよくすること。3、今やるべきことをすること。
成果をあげる者は、時間が制約要因であることを知っている。あらゆるプロセスにおいて、成果の限界を規定するものは、最も欠乏した資源である。それが時間である。
知識がなんなるいくつかの資源のうちの一つではなく、資源の中核になったという事実によって、我々の社会はポスト資本主義社会となる。この事実は社会の構造を根本から変える。新しい社会の力学を生み出し、新しい経済の力学を生む。そして新しい政治を生む。
他人の短所が目につきすぎる人は、経営者には向いていない。長所を効果的に発揮させるのが自分の仕事だと考える人が、有能な経営者になれる。
金融・財務面の要請は、企業の成長速度の4倍速く走る。だからこそ、早めに手を打つことが必要だ。
非合理的な顧客なるものは存在しない。顧客は、顧客にとっての現実にもとづいて合理的に行動している。
時間は最も乏しい資源であり、それが管理できなければ他の何事も管理することはできない。
未来を予測しようとすることは、夜中にライトをつけず、リアウィンドウを見ながら、田舎道を運転するようなものだ。
最初はダメでも何度でもやり直せという態度は誤りである。
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経営者は、その企業の将来について、もっと時間と思索を割くべきである。
間違いや失敗を犯したことのない者というのは、単に無難なこと、安全なこと、つまらないことしか、やってこなかっただけである。逆に優れている者ほど、数えきれない間違いを犯すものであり、これは常に新しいことに挑戦している証拠である。
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