ピーター・ドラッカー
1
寝床につくときに、翌朝起きることを楽しみにしている人間は、幸福である。
4
神々はすべてを見通しているから、どんなに難しくても、自分の仕事は完璧を期せよ。
0
成功する人に共通しているのは、ひたすらひとつの事に集中しているという点である。彼らは自分にとって一番重要なことだけに力を集中し、それが終わるまで他の事には一切手を出さない。
人を見分ける力に自信のある人ほど間違った人事を行う。人を見分けるなどは限りある身の人間に与えられた力ではない。
経営者と知識労働者にとっての唯一のツールは情報である。
クライメットクリエイター(環境を創り出す者)が経営者だ。
自らの成長のために最も優先すべきは卓越性の追求である。そこから充実と自信が生まれる。能力は、仕事の質を変えるだけでなく人間そのものを変えるがゆえに、重大な意味をもつ。能力なくしては、優れた仕事はありえず、自信もありえず、人としての成長もありえない。
私は、成果をあげる人間のタイプなどというものは存在しないことをかなり前に気づいた。私が知っている成果をあげる人たちは、その気性や能力、仕事や仕事の方法、性格や知識や関心において千差万別だった。共通点は、なすべきことを成し遂げる能力を持っていたことだけだった。
知識労働とサービス労働は、何を行うかどのような技能によって行うかによって生産性が左右される。
上司は部下の仕事に責任を持つ。部下のキャリアを左右する。したがって、強みを生かすことは、成果をあげるための必要条件であるだけでなく、倫理的な至上命令、権力と地位に伴う責任である。
知的労働においては、時間の活用と浪費の違いは、成果と業績に直接現れる。
何かを成し遂げるためには、そのことをしか考えられないという「狂い」が必要となる。
3
数千のアイデアを育てて、やっと一つの成果を得ることが出来る。
指揮者は、一人の人間を受け入れるために、楽譜を書き直したりはしない。
未来を予知しようとすることは、夜中に田舎道をライトもつけずに走りながら、後ろの窓から外を見るようなものである。一番確実な未来予知の方法は、未来自体を作り出してしまうことである。
CEOは、組織の中において権力を中心ではなく、責任を中心に考えるべきである。
最初に、製品、サービス、市場、流通チャネルを列挙し、それぞれがライフサイクルのどこに位置しているかを分析する。あとどれだけの期間成長するか、市場にありつづけるか、いつ成熟し衰退していくか、どれくらいの速さで陳腐化するかを分析する。
内を見るよりも外を見るほうが易しい。しかもそのほうが賢い。
学校は長くいればいるほど、自分で意志決定を行う機会が少なくなる。
現実が主人である。カリスマの公約、プログラム、思想に対し現実のほうが膝を屈することはない。
ピーター・ドラッカーのすべての名言