馬場俊英の名言
シンガーソングライター
馬場俊英の名言。全57個。
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確かに30代は思い通りにならない時期が続きました。僕は18歳で音楽を志して上京し、28歳でデビューしたのですが、あまりいい結果を出せず、32歳で契約が終了しました。
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曲を作り、自宅の機材で録音して。工場や印刷会社に「CD作りたいんですが」と電話したりして、手探りでしたが、自信作ができた時はうれしかったですね。
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最近、40代、50代の方にお会いすることが多いのですが、彼らもやっぱり、自分がどう生きていくのか?という悩みはつきず、むしろ深まっている。
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に「Taxman」という曲があって、税金のことを歌ってるんですけど、ああいうテーマってさじ加減がすごく難しいんじゃないかなって。
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お金の話というのは誰にでもついて回るものですが、歌にするとどうしても下品な感じになってしまうというか。そこはチャレンジでしたね。
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「全部自分でやる」という制約があったほうが面白いじゃないですか。スポーツだって、ルールがあるからこそ工夫が生まれて、そこで技が磨かれていくわけで。
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「石ころ伝説」という曲もあるんですが、石ころというのはつまり、我々なんですよ。それを包み込むように「青空」という曲があって、その間に「預金通帳」みたいなリアルライフがある。
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前向きに考えて、楽しさを見つけたり、うまく進んでいく工夫をすることが大事なのかな、と。お互いに補い合うっていうのかな。やっぱりキーポイントは暮らしの中にたくさんあると思いますね。
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自由にやれと言われても急にすぐには何をやればいいかわからないし、それはもう、実際に曲を作りながら確かめるしかないんですけどね。
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代表曲ってなんだろう?って考えたときに、自分が好きな曲っていうのもあるんですけど、それよりもお客さんに支持された曲や、結果というか客観的な目線で浮かんでくる曲だよなって。
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自分自分に対する希望的なイメージってあるじゃないですか。「もっとできるはずだ」とか「こういう自分でありたい」とか。僕は若い頃、ロックスターと言われるようなボーカリストになりたかったんですよ。
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たった1人でも理解者がいてくれて「次も期待してるよ」って言ってくれて。その気持ちは裏切れないし「もっとすごいアルバムができたね」って言ってもらいたいなって。
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一緒にやっていたスタッフが、いろいろ音楽の仕事を振ってくれたので、歌える場所があれば居酒屋でも屋形船でも喜んで行きました。
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CDをかばんにつめ、意気揚々とショップ回りに出かけていったんです。自分は売れなくともメジャーで活動していた人間だから、店に行ったら「馬場さん新しい曲作ったんですね」と喜んでもらえると勘違いしてね。
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世間は厳しくて。自分が手にしているものはこれまでの自分のすべてであり、未来への希望の象徴なのに、聴くはおろか手に取ってさえもらえない。
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「こういうのいらないんだよね」と言われるたび、「君はいなくてもいい」と聞こえ、悔しくて情けなくて歩いていて涙がとまらなかったです。
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ふとラジオなどから自分の曲が流れてくるのを耳にした時、「まだ自分は世間とつながっている、僕はここにいてもいいんだ」と、もう少しがんばろうと思えました。
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CDは作ったらすぐ店頭に並ぶと思っていましたが、自分で製作、営業を兼ねてみると、音楽が人に届くまではなんて多くの人の汗があるんだ、と感じられた。
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平凡に思えた日常の中に、たくさんのドラマがある。誰の日常でも、一瞬一瞬をスライドショーのように切り取ったら、そこには必ずかけがえのないものが封じ込められているはず。
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僕は子供の頃に「大人になったらいろんなコツがわかって、もう悩むことなんてないんだろうな」と思っていた。でも自分が大人になると全くそんなことはないし、初めて体験することも多く戸惑ってばかりです。
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もしもこの主人公が自分だとしたらどう考えてどう生きるか。そう考えた時、自分にとって大切なものが見えて来る気がしました。日々を真面目に生きる多くの方に観ていただきたいです。
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アルバムの中に「預金通帳の歌」という曲があるんですけど、それも「お金のことってすごく歌いにくいよね」という話から始まったんですよ。
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自分の思ってることって、100%は伝わらないじゃないですか。でもそれは当たり前だし、お互いにのりしろを持って、その部分を楽しもうとするのが大事というか……。
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セッションを楽しめるときはそれでいいし、「自分の思った通りにならないとイヤだ」と思えば、そのときは自分でやるほうがいいだろうし。気分に合うやり方でできれば。
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「諦める」っていうと、「よし、やめよう」という大きい決断みたいな感じがするかもしれないけど、そうじゃなくてわりと些細なところに潜んでると思うんです。
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アルバムを10枚作ってきて、「ここからどんな音楽をやっていこうか」という最初の一歩であり、新しいスタートだと思ってるんですよ。
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20代のときはそうじゃなかった気がしますね。なんていうか、ちょっとプラモデルを作るような感覚に近かったんですよ。モノができるのがうれしいっていう。
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「これもダメ」「あれもダメ」って剥がされていくうちに「自分」になっていくんですよね。で、最後に残ったものが自分のスタイルになっていくんだなって。
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「楽しかった」「いい経験ができた」と思えば次も来てくれるだろうし、「ちょっと違ったな」と思えばおそらく次は来てくれない。それは音楽に詳しい人もそうでない人も同じなんですよね。
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音楽に関しても、確かに味付けはシンプルですよね。変わったスパイスを使うんじゃなくて、近所のスーパーに売ってる食材で作るというか。そういう音楽だなとは思います。