サン=テグジュペリ
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人間であることは、自分の意志をそこに据えながら世界の建設に参加しているのだと感ずることである。
人間であるということは、とりもなおさず責任を持つことだ。
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いったん出来事のうずの中に身をおいてしまえば、人はおびえないものだ。人を不安にさせるのは、未知のことだけだ。
自分の内側を見てみても、ぼくは自分以外のものと出会ったことがない。
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僕の命を救ったのは、他でもない。このささやかなほほ笑みだったんだ。
大きな冒険や勝利、創造的な行動に邁進するとき、人はこの上ない喜びを得る。
あんたはこのことを忘れちゃいけない。めんどうみた相手には、いつまでも責任があるんだ。
地球は先祖から受け継いでいるのではない、子どもたちから借りたものだ。
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探しているものは、たった一輪のバラやほんの少しの水の中にも見つかるはずだ。
彼女はぼくをいい匂いでつつみ、明るくしてくれたんだ。ぼくはぜったい逃げてはいけなかったんだ!彼女の下手な駆け引きの裏にある優しさを見抜くべきだったんだ。でも、ぼくは彼女を愛するには若すぎた。
愛すること、それはお互いに見つめあうことではなく、同じ方向に並んで目をそそぐことだ。
完璧がついに達成されるのは、何も加えるものがなくなった時ではなく、何も削るものがなくなった時である。
救いは一歩踏み出すことだ。さてもう一歩。そしてこの同じ一歩を繰り返すのだ。
生きているということは、徐々に生まれることである。
あなたがバラのために時間をかけた分だけ、バラはあなたにとって大切なものとなる。
人間は、障害にむきあったときに、自らを発見するのだ。
計画のない目標は、ただの願い事にすぎない。
さあ、いつまでもぐずぐずしないで。いらいらするから。行くって決めたのなら、もう行って。
わかるだろうか、人生には解決なんてないのだ。ただ、進んでいくエネルギーがあるばかりだ。そういうエネルギーをつくりださねばならない。解決はそのあとでくる。
人間であるとは、まさに責任を持つことだ。自分には関係がないような悲惨を前にして、恥を知ることだ。
サン=テグジュペリのすべての名言