サン=テグジュペリ
4
人類が最後にかかるのは、希望という病気である。
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相手の自己評価を傷つけ、自己嫌悪におちいらせるような、ことを言ったりする権利は、誰にもないのです。大切なことは、相手をどう思うかではなく、相手が自分自身のことを、どう思っているかなのです。相手の人間としての尊厳を傷つけることは、犯罪だということをわきまえておきましょう。
0
心で見なくちゃ、ものごとはよく見えないってことさ。かんじんなことは、目に見えないんだよ。
2
人がそれを見つめて、大聖堂を思い描いた瞬間、石はただの石ではなくなる。
人間は真理を発見するのではない。人間は真理を創造するのだ。
不思議なことが多すぎると、それに逆らおうなんて気がしないものだ。
3
未来とは、あなたが予知しようとするものではなく、自分で可能にするものだ。
心の中に一輪の花を持っている。この世の中に花はたくさんあるけれど、自分が大事にするたったひとつの花がある。
大地を耕す事を通じて農夫は少しずつ自然のあらゆる秘密を引き出す。その鍬によって掘り出した真実は普遍的です。
純粋論理学は精神の破滅です。
ぼくたちは、たとえどんな小さなものであろうと、自分の役割を自覚したときにだけ、幸福になれる。
6
ひとりの人間の死とともに、未知の世界がひとつ失われる。
一滴の水が、どうして己を大河と知るであろうか?だが大河は流れているのだ。樹木を作る細胞の一つ一つが、どうして己を樹木と知るであろうか?だが、樹木は伸び広がっているのだ。
生きながらえるためには、服従すべきであり、存在しつづけるためには、戦うべきである。
どこにでも好きな方に歩いていける。ぼくは自由だ…だが、この自由はほろ苦かった。世界と自分が、どれだけつながっていないかを思い知らされた。
愛とは、互いに見つめ合うことではない。ふたりが同じ方向を見つめることである。
ぼくがこれほど、あなたに執着しているのは、たぶんあなたを、自分で勝手につくりあげているからだ。
利害を越えた究極の目的を人と共有する時、初めて心のままに生きることができる。
事件の渦中に入ってしまうと、人間はもはやそれを怖れはしない。
本当の贅沢というものは、たったひとつしかない。それは人間関係に恵まれることだ。
サン=テグジュペリのすべての名言