サン=テグジュペリ
2
利害を越えた究極の目的を人と共有する時、初めて心のままに生きることができる。
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人間たちはもう時間がなくなりすぎてほんとうには、なにも知ることができないでいる。なにもかもできあがった品を、店で買う。でも友だちを売ってる店なんてないから人間たちにはもう友だちがいない。
3
事件の渦中に入ってしまうと、人間はもはやそれを怖れはしない。
どこにでも好きな方に歩いていける。ぼくは自由だ…だが、この自由はほろ苦かった。世界と自分が、どれだけつながっていないかを思い知らされた。
ぼくは、あの星のなかの一つに住むんだ。その一つの星のなかで笑うんだ。だから、きみが夜、空をながめたら、星がみんな笑ってるように見えるだろう。
ひとりの人間の死とともに、未知の世界がひとつ失われる。
人生には解決法なんかないんだ。あるのは、前に進む力だけだ。解決法は、後からついてくるものさ。
人生には解決策などない。
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ぼくたちは、たとえどんな小さなものであろうと、自分の役割を自覚したときにだけ、幸福になれる。
6
人に好かれるには、同情しさえすればいい。でも、ぼくはめったに同情しないし、同情しても隠すことにしている。
4
大地を耕す事を通じて農夫は少しずつ自然のあらゆる秘密を引き出す。その鍬によって掘り出した真実は普遍的です。
心の中に一輪の花を持っている。この世の中に花はたくさんあるけれど、自分が大事にするたったひとつの花がある。
努めなければならないのは、自分を完成させることだ。
不思議なことが多すぎると、それに逆らおうなんて気がしないものだ。
人間は真理を発見するのではない。人間は真理を創造するのだ。
人がそれを見つめて、大聖堂を思い描いた瞬間、石はただの石ではなくなる。
他人を裁くより自分を裁く方がずっと難しい。
心で見なくちゃ、ものごとはよく見えないってことさ。かんじんなことは、目に見えないんだよ。
人類が最後にかかるのは、希望という病気である。
相手の自己評価を傷つけ、自己嫌悪におちいらせるような、ことを言ったりする権利は、誰にもないのです。大切なことは、相手をどう思うかではなく、相手が自分自身のことを、どう思っているかなのです。相手の人間としての尊厳を傷つけることは、犯罪だということをわきまえておきましょう。
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