サン=テグジュペリ
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純粋論理学は精神の破滅です。
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一滴の水が、どうして己を大河と知るであろうか?だが大河は流れているのだ。樹木を作る細胞の一つ一つが、どうして己を樹木と知るであろうか?だが、樹木は伸び広がっているのだ。
愛と所有の陶酔とを混同してはならない。所有の陶酔は最悪の苦しみを伴う。
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この子が綺麗なのは、心の中に薔薇を一輪持ってるからだ。
置いていかなければならない宝物を持っていることを、天に感謝したい。
生きながらえるためには、服従すべきであり、存在しつづけるためには、戦うべきである。
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さあ、いつまでもぐずぐずしないで。いらいらするから。行くって決めたのなら、もう行って。
相手の自己評価を傷つけ、自己嫌悪におちいらせるような、ことを言ったりする権利は、誰にもないのです。大切なことは、相手をどう思うかではなく、相手が自分自身のことを、どう思っているかなのです。相手の人間としての尊厳を傷つけることは、犯罪だということをわきまえておきましょう。
人類が最後にかかるのは、希望という病気である。
ぼくがこれほど、あなたに執着しているのは、たぶんあなたを、自分で勝手につくりあげているからだ。
人間は真理を発見するのではない。人間は真理を創造するのだ。
あなたがバラのために時間をかけた分だけ、バラはあなたにとって大切なものとなる。
人がそれを見つめて、大聖堂を思い描いた瞬間、石はただの石ではなくなる。
心を高揚させる勝利もあれば、堕落させる勝利もある。心を打ちひしぐ敗北もあれば、目覚めさせる敗北もある。
大地を耕す事を通じて農夫は少しずつ自然のあらゆる秘密を引き出す。その鍬によって掘り出した真実は普遍的です。
彼女はぼくをいい匂いでつつみ、明るくしてくれたんだ。ぼくはぜったい逃げてはいけなかったんだ!彼女の下手な駆け引きの裏にある優しさを見抜くべきだったんだ。でも、ぼくは彼女を愛するには若すぎた。
心の中に一輪の花を持っている。この世の中に花はたくさんあるけれど、自分が大事にするたったひとつの花がある。
もし誰かが、何百万もの星のなかのたったひとつの星にしかない一本の花を愛していたなら、そのたくさんの星をながめるだけで、その人は幸せになれる。
僕の命を救ったのは、他でもない。このささやかなほほ笑みだったんだ。
あんたはこのことを忘れちゃいけない。めんどうみた相手には、いつまでも責任があるんだ。
サン=テグジュペリのすべての名言