サン＝テグジュペリの名言

もし誰かが、何百万もの星のなかのたったひとつの星にしかない一本の花を愛していたなら、そのたくさんの星をながめるだけで、その人は幸せになれる。

ぼくたちは、たとえどんな小さなものであろうと、自分の役割を自覚したときにだけ、幸福になれる。

努めなければならないのは、自分を完成させることだ。

人生に解決法なんてものはないのさ。あるとしたら、前に進んでいくことだけ。前に進めば、解決法はあとからついてくる。

愛はお互いを見つめ合うことではなく、ともに同じ方向を見つめることである。

地球は先祖から受け継いでいるのではない、子どもたちから借りたものだ。

人間であるとは、まさに責任を持つことだ。自分には関係がないような悲惨を前にして、恥を知ることだ。

真実の愛は無限です。与えれば与えるほど大きくなる。

人間であることは、自分の意志をそこに据えながら世界の建設に参加しているのだと感ずることである。

人間は、障害にむきあったときに、自らを発見するのだ。

おとなは、だれも、はじめは子供だった。しかし、そのことを忘れずにいるおとなは、いくらもいない。

計画のない目標は、ただの願い事にすぎない。

ぼくは、あの星のなかの一つに住むんだ。その一つの星のなかで笑うんだ。だから、きみが夜、空をながめたら、星がみんな笑ってるように見えるだろう。

船を造りたいのなら、男どもを森に集めたり、仕事を割り振って命令したりする必要はない。代わりに、彼らに広大で無限な海の存在を説けばいい。

未来とは、あなたが予知しようとするものではなく、自分で可能にするものだ。

救いは一歩踏み出すことだ。さてもう一歩。そしてこの同じ一歩を繰り返すのだ。

人間は充実を求めているのであって、幸福を求めているのではない。

人間たちはもう時間がなくなりすぎてほんとうには、なにも知ることができないでいる。なにもかもできあがった品を、店で買う。でも友だちを売ってる店なんてないから人間たちにはもう友だちがいない。

心で見なくちゃ、ものごとはよく見えないってことさ。かんじんなことは、目に見えないんだよ。

砂漠が美しいのは、どこかに井戸をかくしているからだよ。

本当の愛は、もはや何一つ見返りを望まないところに始まるのだ。

完璧がついに達成されるのは、何も加えるものがなくなった時ではなく、何も削るものがなくなった時である。

他人を裁くより自分を裁く方がずっと難しい。

心を高揚させる勝利もあれば、堕落させる勝利もある。心を打ちひしぐ敗北もあれば、目覚めさせる敗北もある。

君という人間は君の行為自体の中に宿っている。君の行為こそ君なのだ。もうそれ以外のところに君はない！

人間はね、急行列車で走りまわっているけれど、何を探しているのか自分でもわかっていない。

人に好かれるには、同情しさえすればいい。でも、ぼくはめったに同情しないし、同情しても隠すことにしている。

探しているものは、たった一輪のバラやほんの少しの水の中にも見つかるはずだ。

歩みだけが重要である。歩みこそ、持続するものであって、目的地ではないからである。

どこにでも好きな方に歩いていける。ぼくは自由だ…だが、この自由はほろ苦かった。世界と自分が、どれだけつながっていないかを思い知らされた。

一滴の水が、どうして己を大河と知るであろうか？だが大河は流れているのだ。樹木を作る細胞の一つ一つが、どうして己を樹木と知るであろうか？だが、樹木は伸び広がっているのだ。

生きながらえるためには、服従すべきであり、存在しつづけるためには、戦うべきである。

僕の命を救ったのは、他でもない。このささやかなほほ笑みだったんだ。

本当の贅沢というものは、たったひとつしかない。それは人間関係に恵まれることだ。

不思議なことが多すぎると、それに逆らおうなんて気がしないものだ。

自分の内側を見てみても、ぼくは自分以外のものと出会ったことがない。

あなた自身を与えれば、与えた以上のものを受け取るだろう。

やはりお前は、お前の生命を投げ出させるものによってしか生き得ないのだ。死を拒否する者は、生命をも拒否する。

いったん出来事のうずの中に身をおいてしまえば、人はおびえないものだ。人を不安にさせるのは、未知のことだけだ。

利害を越えた究極の目的を人と共有する時、初めて心のままに生きることができる。

ひとりの人間の死とともに、未知の世界がひとつ失われる。

ぼくがこれほど、あなたに執着しているのは、たぶんあなたを、自分で勝手につくりあげているからだ。

事件の渦中に入ってしまうと、人間はもはやそれを怖れはしない。

愛と所有の陶酔とを混同してはならない。所有の陶酔は最悪の苦しみを伴う。

人生には解決法なんかないんだ。あるのは、前に進む力だけだ。解決法は、後からついてくるものさ。

あんたが、あんたのバラの花をとてもたいせつに思ってるのはね、そのバラの花のために、ひまつぶししたからだよ。

大きな冒険や勝利、創造的な行動に邁進するとき、人はこの上ない喜びを得る。

生きているということは、徐々に生まれることである。

愛は、互いを見つめ合うことではなく、同じ行く手を共に見据えることにある。

愛とは、互いに見つめ合うことではない。ふたりが同じ方向を見つめることである。

この子が綺麗なのは、心の中に薔薇を一輪持ってるからだ。

さあ、いつまでもぐずぐずしないで。いらいらするから。行くって決めたのなら、もう行って。

大地を耕す事を通じて農夫は少しずつ自然のあらゆる秘密を引き出す。その鍬によって掘り出した真実は普遍的です。

人間は真理を発見するのではない。人間は真理を創造するのだ。

彼女はぼくをいい匂いでつつみ、明るくしてくれたんだ。ぼくはぜったい逃げてはいけなかったんだ！彼女の下手な駆け引きの裏にある優しさを見抜くべきだったんだ。でも、ぼくは彼女を愛するには若すぎた。

あるのはただ、前進してゆく力だけだ。その力を創造しなければならない。解決なぞそのあとで見つかる。

心の中に一輪の花を持っている。この世の中に花はたくさんあるけれど、自分が大事にするたったひとつの花がある。

人がそれを見つめて、大聖堂を思い描いた瞬間、石はただの石ではなくなる。

置いていかなければならない宝物を持っていることを、天に感謝したい。

きみが夕方の四時に来るなら、ぼくは三時から嬉しくなってくる。そこから時間が進めば進むほど、どんどん嬉しくなってくる。そうしてとうとう四時になるともう、そわそわしたり、どきどきしたり。こうして、幸福の味を知るんだよ。

あなたがバラのために時間をかけた分だけ、バラはあなたにとって大切なものとなる。

どんなおとなたちも、初めは子どもだった。でも、そのことを覚えているおとなは、ほとんどいない。

あんたはこのことを忘れちゃいけない。めんどうみた相手には、いつまでも責任があるんだ。

わかるだろうか、人生には解決なんてないのだ。ただ、進んでいくエネルギーがあるばかりだ。そういうエネルギーをつくりださねばならない。解決はそのあとでくる。

相手の自己評価を傷つけ、自己嫌悪におちいらせるような、ことを言ったりする権利は、誰にもないのです。大切なことは、相手をどう思うかではなく、相手が自分自身のことを、どう思っているかなのです。相手の人間としての尊厳を傷つけることは、犯罪だということをわきまえておきましょう。

人間であるということは、とりもなおさず責任を持つことだ。

人類が最後にかかるのは、希望という病気である。

愛すること、それはお互いに見つめあうことではなく、同じ方向に並んで目をそそぐことだ。