いい時もあれば悪い時もありましたが、会社として70年間続いたということは、商品やサービスを利用し評価していただくお客様や、株主の方々、サプライヤーなどのビジネスパートナー、リテーラーやディーラーの皆さん、それにメディアの人たちなど、ありとあらゆるステークホルダーの皆さんのお陰です。それに対して感謝の気持ちを持たなければいけない。
平井一夫
平井一夫のその他の名言
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社長として大事なことはビジョンを示すことです。「ソニーの使命は、お客様に感動をもたらしたり、好奇心を刺激し続けたりすること」。これを何度も言い続け、全社に浸透し始めた手応えを感じています。
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最近作った行動指針には「強い情熱を持て」という内容を盛り込みました。ソニーの商品のここが良い。悪いといったことを雑誌で読んで知るのではなく、自らソニーの商品を使ってみて自分の意見を持てと。
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毎日仕事ができるのは、サポートしてくれる家族や、パートナー、場合によってはお友達、親戚のお陰。キーワードは「感謝」。これを忘れてはならないし、それがこれからのソニーの原動力になっていく。
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まずはマネジメントチームに「私はこう思う」と伝えます。私はいつも、「そうですね、平井さん」という意見は一番聞きたくない、と言っているので、いろんな意見が出てきます。
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動きの速い携帯電話ビジネスでは、当然のことながら経営スピードが大事です。意思決定やアクションを素早くし、商品をタイムリーに展開する。この3つがないとダメです。
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一貫して目指しているのは、お客さまにソニーらしい商品を提供することはもちろん、いかに素晴らしい、ソニーらしい体験を提供できるのか。
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分社化は経営のスピードを高めることに加え、適度に生まれてくる遠心力にも期待ができます。自分たちで道を切り開いて会社を大きくしようという意欲が生まれてくるからです。