ストレートに人員を削減することもあれば、ケミカル事業を売却するなど、雇用を確保する前提で事業譲渡することもあります。グループ全体で選択と集中を進めるので、コア事業に必要な人材を持つ会社とは提携するし、他社へ譲渡する場合もあります。そういう意味では、さらなる構造改革の可能性は否定しません。
平井一夫
平井一夫のその他の名言
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私も、ソニーの一から十まで全部自分で進めることはできません。でも、ここぞというところはディティールにこだわっていきたい。
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現状を考えると、会社として進むべき方向をひとつにしないといけません。事業が好調なら、好きなことをやってもいいのですが、いまは違う。とにかくマネジメントと全社員がひとつのチームにならないといけません。
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こんな時期だからこそ、なるべくトップマネジメントが現場に行って、いかに従業員の皆さんのモチベーションを上げるかが大事だと思っています。これをやらないと本当に人心は離れていってしまいます。
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過去についてどうこう言っても意味がありません。現在、掲げている人員削減やポートフォリオの見直しなどには痛みが伴いますし、様々な意見が社内には存在します。要はやり抜くしかないのです。
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分社化は経営のスピードを高めることに加え、適度に生まれてくる遠心力にも期待ができます。自分たちで道を切り開いて会社を大きくしようという意欲が生まれてくるからです。
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動きの速い携帯電話ビジネスでは、当然のことながら経営スピードが大事です。意思決定やアクションを素早くし、商品をタイムリーに展開する。この3つがないとダメです。
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任された仕事は徹底的にやり抜く、それしかない。SCE社長だったときもいろいろなご意見をいただいたが、誰が何といおうと黒字化する意志でやってきました。
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毎日仕事ができるのは、サポートしてくれる家族や、パートナー、場合によってはお友達、親戚のお陰。キーワードは「感謝」。これを忘れてはならないし、それがこれからのソニーの原動力になっていく。
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一度決めたら何が何でも、ということではありません。仮に違うと思ったら1回立ち止まって、なぜ上手くいかなかったのかをきちんと分析し、必要なら方向転換します。あらゆる選択肢を想定して手を打つのが経営です。