三宅宏実
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これからの4年間、ロンドン五輪やリオ五輪とは異なる悩みが、私の前に立ちはだかると思います。そのたびに「自分は何者か」と問いながら、答えを見つけて乗り越えていきたい。そのヒントは周りにたくさんあると思う。
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1本目は父のために。2本目は家族や応援してくれた人のために。3本目は国のために。そういう気持ちで挑みたい。
読書はリフレッシュにもなりますし、気づかされる言葉がたくさんあった。世界は広がるし、本から得られた言葉をヒントに自分を磨けば、競技に生かせるのではないかとも思えた。今では、書店で本を選ぶ時間が一番楽しい。
お母さん、私ボロボロなんだよ。
メダルの色とかは関係ないです。親は親で超えられないものなので、銀取ったからと言って私の意見が通るであったりとかそういうことってないんですね。50年以上この世界にいてウエイトリフティングに携わってきた師なので。
とにかく一日一生という気持ちで、そして後悔の無いように。
厳しい状況「一発に賭けたい」。
リオまでの2年間は本当に辛かったけど、本気で自分を変えようと思うことができ、自己成長できる機会を頂いたんだなと思う。
父・叔父に早く並びたいな、三宅の名前に恥じないように私もその同じステージに並べたらなっていうのを思いながらやってきたので、良い意味で良い存在でした。
最後は、自分を信じる強い心がないと成功できない。そのためにも、自分自身が成長しなければ勝てない。
ルーティーン...なんだろう..。特に無いですかね。でもちゃんと海外に行くときには行く前に氏神様の神社に参拝しに行くことと、ルーティーンというか、試合では勝負タオルとか。自分の好きなものに囲まれて試合はしたいので。
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今日できないものは明日もできない。いつもそう思って毎日を大切にしていきたい。
なんで失敗したのか、ちょっと分かりませんでした。ニータッチしていると言われたのですが、そんな感じはないのに1本目を失ってしまった。3本目はすごく緊張しました。3番と4番は全然違うので、絶対取ろう、これじゃ日本に帰れないと思って。本当にすべて集中して取ることができた。決まったときは素直にうれしかったです。
本気で自分を変えようと行動し、諦めずに努力し続ければ、本番で力が発揮できる。
人間ってこうマンネリ化しちゃったりすると挑戦っていうことを忘れちゃったりするので。何でもいいので一日の中で目標だったりとか挑戦して、挑戦者であることを忘れないで、向上心を高めながらトライしたいなとずっと思いますね。
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どんなに練習しても、自分の感情をコントロールできない人が世界の舞台で勝てるわけがない。
正直、私の夏はもう終わりだなと、もうゼロだなと思いました。これで取れなかったら、これまでだったのかなと思うようにして、最後は無心でトライしました。なんていうか……、あれは奇跡ですね!奇跡の80が取れた。グラグラっとしながら抑えることができて、次のクリーン&ジャークにつなげられたのかなという感じです。
自分の限界は絶対に分かると思うので、それが来るまではずっとトライしたいなと思います。常に挑戦者であることを忘れたくないので。
やっぱり高校大学まではみんな続けていたりとかするんですけど、でも卒業して、ウェイトリフティングをお仕事として続けられたというのはやはりいろいろな方々に支えられて今日に至るので。みんなの支えがあって環境も提供してもらって支えてもらっているので、続けることができてうれしいですね。
本当に夢のよう……父の銅より、銀で1個上にいけたのでうれしい。
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