さだまさし
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自分の謙虚さを計る物差しとして「神様」は存在する。「このような仕事をさせてくださってありがとうございます」と頭を下げられる人のところに「神様」は降臨するのだと僕は思います。だって「これは自分がやったんだから、すべて自分の力なんだ」と思える人に神様は不要です。
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30代から40代っていう一番の働き盛りのときが一番大変でしたね。コンサートの数も半端じゃなかっただけに、喉を潰して、声が出ない時期もありましたから。それでもお客さんが来続けてくれて。僕はホント、お客さんをはじめ、人に守られていますよ。
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未練たらしいというか、逃げるのがいやで、「もう駄目だっていうところまでやらせてくれないかな」と言ったら、スタッフも「いや、まさしがそうと決めたら、行くとこまで行こう」と言ってくれて。歌って稼ぐしかない!と動き出したんです。不渡りも出したし、もう自転車操業もいいとこでね。
恋愛中の女性に彼の魅力を問えば、十中八九「優しさ」をあげつらう。女性が男性に優しさを求める理由は明白、すなわち、女に都合が良いのである。だが、この場合の優しさは半ば、ひとつの女性サイドのお仕着せでもある。というのは10人中、8人も9人も優しい男がいたら、世の中、終わりだからである。
恋愛は100%の天然果汁ではない。少なくとも最低50%の虚像と、最大50%の実像を含有する。恋愛とは男女なる逆方向に向かう異なったベクトルの合体を示す公式である。ただしこの公式は不思議にも定義を持たないものである。
お客さんと向かい合って、「今日のコンサートが、ラスト・コンサートとなっても恥ずかしくないステージをやろう」というのが今の自分のテーマ。
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年をとるごとに、「惜しんだら終わり」って自分に言い聞かせてきたんです。「不惜身命」という言葉があるように、あるものは惜しまず、すべてを捧げようって。
この世の中に不幸なんて存在しない。普段の生活に幸せを見つけ出せないから不幸に感じる。
幸福というのは、いつも持ち歩いているものです。みんなのポケットにも、たくさん入っているんですよ。
雨の日には誰だって傘をさすもの。
借金がなければ、こんなに長い間、歌を作ったり、歌ったりしてこなかったと思います。
風の日には誰だって目をつぶる。
決して無力ではない。微力だけども、無力ではない。
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人は皆、それぞれに自分の時刻表を持っている。
修行とは、苦しさを言うのじゃない。苦しさを楽しむ心を作る勉強のこと。
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「暗い」と言われる人は優しい人なんです。
今たくさんの人が幸せを見失っているとするならば、それは温かな会話をなくしているから。
悲しいとき、僕は歌を選ぶ。傷を広げぬよう。傷を誤魔化さぬよう。
感謝の言葉やねぎらいの言葉は、どうかはっきりと口に出してください。口に出さない言葉が聞こえることはありますが、それはそれ相応の信頼関係の上でのことなのです。それを造るためにまずは言葉は思うだけでなく、口に出しましょう。
毎日、子供の目をしっかりと見て「いってらっしゃい」「おかえり」と言っていますか。
さだまさしのすべての名言