さだまさし
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お客さんと向かい合って、「今日のコンサートが、ラスト・コンサートとなっても恥ずかしくないステージをやろう」というのが今の自分のテーマ。
3
饒舌に話す必要はありません。
2
今の日本人に一番欠けてる言葉は、「惜しまない」ではないかと思う。みんな、なぜいろんなことを惜しむんでしょう。
毎日、子供の目をしっかりと見て「いってらっしゃい」「おかえり」と言っていますか。
年をとるごとに、「惜しんだら終わり」って自分に言い聞かせてきたんです。「不惜身命」という言葉があるように、あるものは惜しまず、すべてを捧げようって。
感謝の言葉やねぎらいの言葉は、どうかはっきりと口に出してください。口に出さない言葉が聞こえることはありますが、それはそれ相応の信頼関係の上でのことなのです。それを造るためにまずは言葉は思うだけでなく、口に出しましょう。
悲しいとき、僕は歌を選ぶ。傷を広げぬよう。傷を誤魔化さぬよう。
今たくさんの人が幸せを見失っているとするならば、それは温かな会話をなくしているから。
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何かに感謝しなくても最低限食えてしまう、生活できてしまうっていうのは恐ろしいことですね。みんな、今の自分がどれだけ恵まれているか、豊かなのかわからなくて、疑問を持たなくなった。
「暗い」と言われる人は優しい人なんです。
貧しさを知らなければ、本当の意味での豊かさはわからないと思うんですよ。
修行とは、苦しさを言うのじゃない。苦しさを楽しむ心を作る勉強のこと。
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人は皆、それぞれに自分の時刻表を持っている。
決して無力ではない。微力だけども、無力ではない。
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「未来」という時空間は、「今とても想像もできないような素敵なこと」が起きる可能性のある時空間」なのです。今どのような悩みや苦しみを抱えていたとしても、たとえ幾つになっても、「明日」という日が来る限り、「未来」には今日想像もできないすばらしいことが起きるのだと信じてください。
風の日には誰だって目をつぶる。
借金がなければ、こんなに長い間、歌を作ったり、歌ったりしてこなかったと思います。
自分の謙虚さを計る物差しとして「神様」は存在する。「このような仕事をさせてくださってありがとうございます」と頭を下げられる人のところに「神様」は降臨するのだと僕は思います。だって「これは自分がやったんだから、すべて自分の力なんだ」と思える人に神様は不要です。
雨の日には誰だって傘をさすもの。
幸福というのは、いつも持ち歩いているものです。みんなのポケットにも、たくさん入っているんですよ。
さだまさしのすべての名言