竹田和平
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「天が見てるよ」とよく教えてくれた祖母の言葉は生涯の宝となりました。良い子でいる時、天は母のように優しく、悪い子になると天は父のように恐く、そして天からは決して逃げられない。
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まず人のため、次にゆっくり自分のため。そんな回り道を厭わないことが肝心です。
天とつながる、わくわくの波動は真実の自己を輝かせ、好運を招く強いパワーです。
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身銭を切り、相手先と自分の運命は一蓮托生という状況にまで追い込まれてこそ、はじめて経営の立て直しも可能。
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自分が面白いと思ったことは、すぐに自分でやってみましょうよ。自分が周囲に与えたものは必ず自分に返ってくるものだから。
しがらみ、過去の成功体験や人情がらみに縛られると、うまくいかないね。
自分の夢は世界で1つしかない夢でもいいのです。
僕も半世紀近く経営者をしてきたから言えることですが、本当に確実なのは、いま現在、会社がどのような状況にあるかという点だけです。将来のことなど誰にも分かりません。だから僕は直近の会社の状況を見て投資しているのです。
社長というのは利益をあげるために存在する人。いつまでたっても赤字赤字というのでは、話は通らないのです。
自分のためは損の道につながり、人のためこそ得の道に通じている。ですから仕事でも、人間関係でも、その綱引きに勝とうとして、綱を自分の側へ力任せに引っ張っているかぎり、けっして勝てません。事態が膠着してしまうか、その勝負に負けるかの、二つに一つです。そうではなくて、まず相手の利を図ること。そうすることで初めて、やがて自分にも利益が返ってきます。その相手優先の力加減が人生の綱引きの極意なのです。
安くても石ころみたいな会社は買ってはダメ。とにかく現在の財務の数字を吟味して、割安にたたき売られた優良株を見つけて買うのです。そして首尾よく買えたなら、旦那になった気持ちで持ち続けるのです。そうしていると、何年かすれば、思いがけず大化けするかもしれません。たとえ大化けしなくても、割安な水準で買っているのだから、毎年の配当収入だけでも十分に満足できるでしょう。
周りを喜ばせようと努めていると、本人が一番良い顔になる。歳を取ったら花咲かじいさん。それが一番楽しいことではありませんか。
どこかの会社に花の種の芽生えを見つけたら、花が咲くまでに5年は待っても構わないと思って臨めば、思いがけない銘柄を見つけられるものです。
応援したい企業を選び、「上がったらよし。下がってもよしの株価かな」と思っています。売りは考えない長期投資だから、目先の株価は関係ない。
美しい言葉で美しい世の中を築く。
株で失敗する人は多いけれど、みんな明日の夢ばかりを買いすぎるのが原因だと思います。だからケガをする。多くの人がみんな夢ばかりを追うので、夢のない会社の株は、本来の内容に比べて圧倒的に安い値段で叩き売られる。それがいまの日本です。だけど世間の人がどう思おうと、割安で買える株があるなら、僕は黙ってそれを買うだけです。
当たり前の中に真理はあるもの。
お金よりもさらに大切なのは徳を積むことである。
不安を癒すのは徳しかありません。
お金とは、泉のように湧いてくるものだ。それを周りと分かち合えば豊かになれる。
竹田和平のすべての名言