ロマン・ロラン
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自分を買いかぶらない者は、本人が信じているよりもはるかに優れている。
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もし世の中の人の苦しみに、一々足を止めていた日には、人は生きて行かれないだろう。どんな幸福も、他の人間の苦悩を食って生きているのだ。
裁判が、カネ次第で白を黒といい負かす技術であることは周知のとおりである。
知識人は政治家を軽蔑し、政治家は知識人を軽蔑する。
他人の上に太陽の光を注がんためには、自分のうちにそれをもっていなければいけない。
太陽がないときには、それを創造することが芸術家の役割である。
英雄とは、自分のできることをする人だ。
われわれは戦い、そして勝利者とならねばならぬ。正義とは正しい者が勝つことだ。
2
人生は往復切符を発行していません。ひとたび出発したら、再び帰ってきません。
復活の前に、死がある。
人生で一番大切なことは、己の義務を果たすことである。
恋は決闘です。もし右を見たり左を見たりしていたら敗北です。
戦うことが、わが健康法なり。
悪徳は、習慣が始まるところに始まる。習慣はサビである。それは魂の鋼鉄を蝕む。
他人の後ろから行くものは、けっして前進しているのではない。
大半の聴衆が興味を抱くのは、音楽ではなく音楽家である。
真の偉大さは喜びの中でも苦難の中でも楽しむ力があることで見分けがつく。
私は世界に二つの宝を持っていた。私の友と私の魂と。
理想主義のない現実主義は無意味である。現実主義のない理想主義は無血液である。
愛は信頼の行為である。神が存在するかしないかはどうでもよい。信ずるから信ずるのである。愛するから愛するのである。たいした理由はない。
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