ロマン・ロラン
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人間の野獣性に、虚偽の病的な理想主義の衣を着せるよりも、率直に野獣であるほうが人間にとっては危険が少ないだろう。
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いつまでも続く不幸というものはない。じっと我慢するか、勇気を出して追い払うかのいずれかである。
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人生の賭けで得をしようと損をしようと、賭けるべき肉が一ポンドでも残っていれば私はそれを賭けるでしょう。
思想もしくは力によって勝った人々を私は英雄とは呼ばない。私が英雄と呼ぶのは心に拠って偉大であった人々だけである。
英雄とは、自分のできることをした人である。ところが、凡人はそのできることをしないで、できもしないことを望んでばかりいる。
万人のうちで最も偉大なのは、万人のために鼓動する心をもった人である。
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人間にとって大事なのは、現実を素直に見て、それを認める勇気である。
私は、自らの最後の日まで、私自身の人生をさらに広く、さらに高くすることに、挑み行くのだ。
まさしく音楽こそ、精神の生活を感覚の生活へと媒介してくれるものです。
自然のなかには、ぼくの愛に値しないものは何もない。一人の人間も、一本の木も。
この世にヒロイズムはない。もしあるとすれば、それは現実を直視し、しかも愛することである。
民主主義というのは、民衆にとって代わって、その厳粛な名目のもとに、若干の布教者たちの利益のために民衆の毛を刈る技法です。
私は世界に二つの宝を持っていた。私の友と私の魂と。
今日の新聞・雑誌は嘘の巣窟だ。そして読者の十中八九までが、嘘にまるめこまれる可能性がある。
魂の致命的な敵は、毎日の消耗である。
フランス大革命は「歓喜」から発したもので、決して道徳的義務から発したものではなかった。
悪徳は、習慣が始まるところに始まる。習慣はサビである。それは魂の鋼鉄を蝕む。
人生で一番大切なことは、己の義務を果たすことである。
真理!眼をしっかり開いて、生命の強烈な息吹を全身の毛穴から吸い込み、物事をあるがままに見、不幸をまともに見つめ、そして笑うのである!
富の中でもなお健全な心情を保ちえる女性は、百万長者が天才を有すると同じく一つの奇跡である。
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