白石康次郎
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僕が頑張ろうが頑張るまいが、自然はそんなこと考慮してはくれません。同じように、どんなに完璧な準備をしたとしても、次に僕が世界一周できる保証はありません。結果なんて誰にもわからないのだから、考えても仕方がない。それよりも、やれることをやって、失敗したらそれを受け入れることが重要です。
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僕は船に弱くて、いまでも航海に出て数日間は、船酔いで死ぬような思いをしています。また、ヨットはとにかくお金がかかるというのに、僕は大金持ちでもなければ、大スポンサーもいない。だから、船に乗っていないときはいつも、必死で資金集めに走り回っています。こんな僕のどこが、才能や環境に恵まれているといえますか。
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最善を尽くし切ってもダメなものはダメなんです。
一人で大自然と対峙できることがヨットの魅力。
恥ずかしい失敗の先に、何か得るものがある。
先にある僕の夢は「世の中を明るく元気にしたい」ただそれだけのこと。
失敗を受け入れられるようになるには、何度も試練を経験して、「精神筋肉」を鍛えるしかないと思います。
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絶対にその目標を達成するという強い気持ち。その気持ちが強ければ強いほど自分のアンテナの感度が高くなり、必要なものや情報、やるべきことも見えてきます。
何度も諦めたことはあるわけ。ただ、投げ出したことはない。
ヨットで海を渡ることの何が素敵かというと、自分を見つめる時間が長いことですね。
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人の力ではどうにもできない大海原、大自然を相手にすると、嫌でも自分の非力さ、小ささを感じずにはいられません。
もっと自分を高めていかないといけない。
動き出さなければ何も始まりませんが、動けば、夢は向こうから近づいてきてくれるのです。
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心配事の8割は起こらない。
人間はイメージできないものは絶対に実現できません。
人生も同じ。良いことや悪いことも起きる。追い風も向かい風も吹く。
1回失敗したくらいでくよくよしてたら笑われちゃう。
嵐に遭遇したとき、私達ができる行動は「逃げる」や「避ける」です。しかし、私は嵐に遭っても「乗り越える」人であって欲しい。
海に出れば、船が壊れそうな嵐や、まったく風の吹かない日があるのは当たり前で、どちらも避けることはできません。しかし、これまで収まらない嵐はなかったし、風の吹かない日もありませんでした。つらいときは、この言葉を思い出してください。
心・技・体を整えて、大胆なことを慎重に――これが成功の秘訣ですね。
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