白石康次郎
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「天如水!」。
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海に出れば、船が壊れそうな嵐や、まったく風の吹かない日があるのは当たり前で、どちらも避けることはできません。しかし、これまで収まらない嵐はなかったし、風の吹かない日もありませんでした。つらいときは、この言葉を思い出してください。
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心・技・体を整えて、大胆なことを慎重に――これが成功の秘訣ですね。
人生も同じ。良いことや悪いことも起きる。追い風も向かい風も吹く。
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夜には満天の星が海に映って、見渡す限り星に囲まれるんです。オーロラや流れ星も見られる。そんなとき、自分の存在が宇宙の一部であると実感できると同時に、自分の小ささを思い知らされます。
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寂しいと思ったことは一回もない。
言うまでもなく、心・技・体はつながっていますから、その連携をしっかり意識して、調和させなければ、自分自身をベストな状態に保つことはできません。
人の力ではどうにもできない大海原、大自然を相手にすると、嫌でも自分の非力さ、小ささを感じずにはいられません。
何が起こるか分からない。死ぬことだって想定内。
自分の力で困難を乗り越え、明るい未来を切り開くことができることを、私のチャレンジを通じて、子どもたちに、日本の社会に伝えたい。
絶対に世界一周したいと思って頑張りました。やっぱり狙いは明確にしておくことが大事なんです。
「死んだらどうする」ではなく「死んでも悔いはない」と思ってスタートしないと、ヨットでの世界一周なんてできない。
大切なことは大志を抱き、それを成し遂げる技能と忍耐と仲間を持つこと。
ヨットで海を渡ることの何が素敵かというと、自分を見つめる時間が長いことですね。
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恥ずかしい失敗の先に、何か得るものがある。
俺ってね船酔いが激しいんですよ。
世界一周というのは確かに大胆なチャレンジだけど、結局は1マイル1マイルの積み重ね。そう考えれば、地道さや慎重さは不可欠です。
逃げても壁はずっと追っかけてくる。しかもさらに高くなって。
最善を尽くし切ってもダメなものはダメなんです。
どんな茨の道だろうが、どんな不可能と言われようが、とにかく自分の心の向いた方に行く。
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