渡邉美樹
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夢を定めたら自分の生き方は、その夢に向かって努力する日々である。そして、夢が実現した時、自分の生き方自体が説得力あるものになった。夢のために何が必要か学ぶべきものを見極め、そこに根を張った。こうしたひとつひとつの努力の体験が、夢は必ずかなえられるという信念に成長していくのである。
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人間関係で大事なことはただ1つだけです。それは、相手と向かい合った時に自分自身がどう感じているかということに尽きます。付き合いを続ける中で、「この人はいい感じだなあ」「いい関係が築けているなあ」と思ったら、それが真実になるのです。
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働くことは楽しいことであり、自己実現の手段であり、人間性を高められる。
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笑顔のない店に手を打つ方法は、たったひとつ。その店をつぶすことである。何もそこまでと思う人がいるかもしれないが、ここまで来てしまった店はつぶすしかない。お客様がこの店を使って本当に良かったと思ってくれる店でなければ、ワタミの店の存在意義がない。
夢とは見続けるものではなく、現実させるべきものだ。夢に日付を入れて、今日の行動を変えていくのである。当然、そのプロセスにおいて、どうしても計画に狂いが生じてくる。予測不可能な明日なんていくらでもある。それは、その都度計画を書き直しながら進むのだ。だたし、夢の現実と決めた日付だけは変更してはならない。
自分について陰口を聞いたことはありませんが、インターネットでネガティブな意見を目にしたことはあります。でも、全く気になりません。自分のことは自分自身が一番知っていると思っています。ですから、誰が何と言おうと、気にしていません。
私は夢はあった方がいいと思う。単純に人生が楽しくなりますから。夢は毎日を生き生きと過ごすための最高の特効薬。
異常になることでしか、非凡な人にはなれない。
信じて失うものより、信じなくて失うものの方がずっと多い。
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仕事をするうえで心得ておくべきことは、一にも準備、二にも準備、三にも準備。徹底した準備が仕事を成功させる。そこは当然、お客様を思う心もある。準備と心が揃って、ようやく楽しい時間を過ごしてもらうことができるのだ。
大学一年のときは、なにしろ新しいビジネスでやっていきたいと。人がびっくりするようなビジネスとか、あっという間に大企業をやっつけられるようなビジネスとか、いろいろ考えました。もちろん、ないんですよそんなものは。潜在需要を掘り起こすべきだと気づいたのが大学二年生のとき。時流に沿った事業でなければだめだろうと考えたのが大学三年生のときです。それから経営資源については「人・物・金・情報」なんていいますが、僕には人しかなかった。
100人中100人全員に好かれることなどあり得ません。私が自分の店舗で働いていた時に実体験として感じたことなのですが、どんなにいい店を作っても、残念ながらお客様全員に「いい」とは思ってもらえませんでした。せいぜい80%の人に満足してもらうのが精いっぱいです。人間関係においても同じようなことが言えるのではないかと思っています。
進むべき方向をしっかりと思い描き、行動することで人生は大きく変わる。
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「方法は無限大である」というのが私の呪文。「いや、まだ打つ手があるはずだ」と知恵を絞り、ギリギリまでもがいていると救世主が現れるというか、周りの見えない力が働く。
選挙期間中に「渡邉美樹はブラック企業だ」と書いたチラシを何十万枚と駅前で配られたんですよ。僕が新宿の駅に行ったときは、空気が全部、僕の敵。これは本当に怖いというか、プロパガンダの力というのはすごいなと。
僕の夢の設定というのはいつも決まっているんです。これ以上やったら鼻血が出て倒れるという所のもうちょっと上なんです。
神様は不公平ではない。金持ち貧乏、頭が良い悪い、性格が良い悪い、足が長い短い、そんなことは人間の価値基準ではないのだ。そんなことを神様は何とも思っていない。人間とは、人間性を高めるために生きることが一番の幸せなのではないか。そうであれば、金や地位や名誉で相手を判断し、区別する見方ではなくて、すべてにおいて自分たちは平等な戦いをしているのではないかと思える。
愛のない人はリーダーになれない。スタッフがリーダーについていくのは、自分がリーダーに好かれていると思えるからです。だから、時に辛いことがあっても「この人と一緒に仕事をしたい」と思えるのです。
僕は経営者時代も、いまの自民党でも、つねに正論しか言いません。それが気に入らない人がいるんじゃないですか。
ワタミがトップブランドとして20年近くやってこれたのも、ひとつひとつの失敗、逆境の中から、生き残っていくための新しいノウハウが生まれていったから。
渡邉美樹のすべての名言