最も大切なことは、メール本文は簡潔に、感情をこめて書くということです。海外から英文の手紙をもらうたびに実感しますが、トップからの手紙はわりあい簡単に理解できるのに、スタッフ任せの手紙を読むときは英和辞典を手放せません。つまり優秀な人ほど平易な単語や言い回しを使い、簡潔に表現することができるのです。この事情は洋の東西を問いません。
永守重信
永守重信のその他の名言
-
私は「一番以外はビリだ」と思って生きてきました。二番でもいいなんて言う考え方は駄目です。それから、異端者を評価しない会社も問題です。ちょっと変わった人間が世の中にないものを生み出している。
-
現状に満足している人にバトンを渡したらまずい。私は会社をもっともっと大きくして世界的企業を遺したい。それを引き継いでくれる人でなければいけない。
-
「感情的に部下を叱ってはいけない」と教える人がいるようですが、それはおかしい。感情がこもっているからこそ、こちらの熱意が伝わります。もちろん褒めるときも同じです。
-
私たちの会社は「1兆円企業」になった。世界で勝てる「10兆円企業」を目指すなら、変わらなければならない。脱皮しない蛇は死ぬ。
-
海外進出にリスクはつきもの。なくすことはできません。でもコントロールはできます。恐れるばかりではダメ。経営者自らが前に出てリスクを手なずければいいのです。
-
企業の理念や行動原理は、戦略や戦術と一体のものであり、「なぜ、こうした方がいいのか」を理解させずに人を動かすことはあり得ない。
-
息子にはよく「携帯情報端末を使えばいいじゃないか」と言われますが、私はあえて手帳とメモだけは手書きにこだわっています。文字を書くという行為には記憶に定着させ、次の発想を呼び起こす効果があるからです。