レイ・クロック
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私は一夜にして成功をおさめたと思われているが、その一夜というのは三十年だ。思えば長い長い夜だった。
この国を素晴らしい国にしたのは、競争社会だ。競争相手が私のスタイルの真似をし、計画を盗むことは阻止できない。だが、彼らは私の脳内までは盗めない。だから彼らには1マイル半の距離を残しておいてやる。我々は自分の強さを鍛える。すなわちQSC&Vに力を入れるだけだ。
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幸運は、汗への配当である。汗をかけばかくほど、幸運を手にすることができる。
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我々が「QSC&V」という言葉を言うたびにレンガを積み上げていたとしたら、おそらく太平洋を横断する橋ができていただろう。
未熟でいるうちは成功できる。成熟した途端、腐敗が始まる。
クオリティを保つため、すべての過程において作業は標準化されなくてはならず、クルーは全員、同じ教育を受ける必要があった。
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私にとっては生きるか死ぬかの選択だった。マクドナルドで失敗すれば、私にはもう行く先がなかった。
一人だけではみんなで力を合わせたほどのことはできない。
やり遂げろ!この世界で継続ほど価値のあるものはない。才能は違う。才能があっても失敗している人はたくさんいる。天才も違う。恵まれなかった天才はことわざになるほどこの世界にいる。教育も違う。世界には教育を受けた落伍者があふれている。信念と継続だけが全能である。
リーダーの資質は、自らの中にある基準に現れる。
我々のアイデンティティを保つためにできることと、絶対にできないことがある。
私は特定の店舗やフランチャイズオーナーのクオリティによって顧客を増やすのではなく、どの店に行っても同じサービスが受けられるというように、マクドナルドというシステム自体に対するリピーターをつくりたかった。
大企業の上に立つ者には、背負わなければならない十字架がある。そこに上りつくまでに、多くの友人を失うことになる。
自己を未熟ととらえることができれば、いくつになってもみずみずしさを失わず、成長を続けていくことができる。このような姿勢で向かえる限り、人生に打ちのめされることはない。
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大胆になれ。一番になれ。独自になれ。
マクドナルドは誰にでも成功を授けるわけではない。ガッツとそれを持続させる力が我々のレストランで成功するためには必要だ。常識を持ち、目標に向かっていく強い信念と、ハードワークを愛せる人物なら誰でも成功できる。マクドナルドの店を持ち、真剣に働く者は、誰しもが成功し、間違いなく億万長者になるだろう。
努力もせずに手に入るものではないが、諦めずに頑張り通せば、夢は必ず叶う。
私は未熟で、成長の途中にあり、空を飛行しているような気持ちで人生を歩んでいた。
粘り強くやろう。この世に粘り強さに代わるものはない。才能も粘り強さには敵わない。世界は教育を受けた落伍者で溢れている。粘り強さと決断こそが絶対的な力をもつのだ。
諦めずに頑張り通せば、夢は必ず叶う。もちろん、努力もせずに手に入るものではない。好き勝手にやればいいというわけではない。リスクへの覚悟が必要だ。ひょっとしたら無一文になるかもしれない。しかし、一度決めたことは絶対に諦めてはならない。
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