人生は前に進むものですが、たまに戻るのもいい。そうじゃないとどこに向かって走っているかわからなくなりますからね。
野口健
野口健のその他の名言
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立場によって意見が変わる。極端な例で言うと富士山に不法投棄する人にだって理由がある。それを考えないと落としどころは見つからない。
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失敗とか弱さをさらけ出すと、助けてくれる人が現れる。大人になって学んだ「人の巻き込み方」のコツです。多くの人を巻き込むと、自分一人頑張るだけではとうてい実現できない大きなことも形に出来るんです。
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自分が正しいと思ったことでも、現場で「これは違う」と思ったら軌道修正。軽いといえば軽いですけどね。この感覚はすごく大事だと思います。
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大自然を相手にしたら「必ずできる」はありえない。山も人間の身体も自然のものである以上、登れる時は登れるし、無理な場合は無理。それで良い。
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自分で自分を追い詰め過ぎてはダメ。苦しいときは、「人生は51%成功すればいいんだ」と、自分の中のチャンネルをちょっと変えること。
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いまでも孤独だなあと感じる夜はあります。でもベッドの中で孤独な自分と向き合う時間は大切。その葛藤を経て自分が決めるからこそ自由を得られる。
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講演会に呼ばれると、大抵グリーン車。それに慣れるのは怖いこと。だからよく八ヶ岳に行って、登山家としての原点を思い出します。
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メディア露出が多い分、登山専門家からの風当たりはキツかった。ムカついたけど、いま考えるとありがたい指摘も多かったですね。
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最初は信用してくれなくても、細々とでも続けていれば、こいつインチキじゃないって思ってくれる人が出てくる。人が変わっていくのが肌で感じられるんですよ。
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成功したければ、努力をコツコツ積み重ねるしかない。皆さんがテレビで見る「登頂に成功して旗を広げている映像」は、山頂に滞在できるたった15分間だけの姿。それまでに長い準備、数年間の努力があるわけです。
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エベレストに登りたい若者は大勢いたと思うんですよ。ただ、「やりたい」と口で言うことはできても、「実践する」のは違う。そこまで実際に自分でやるってことなんですよね。