落合信彦
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「人というのは、自分のイメージ通りには絶対動かないものだ」と知ることで、キミも人間として一回り大きくなれるのではないだろうか。
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苦しみも悲しみも人生のスパイス、自分自身の2本の足で立つしかない!
自分が何を得られるかじゃなく、人に何を与えられるか、まずそこから考えて欲しい。
大事なことは、叱る前に、どんな小さなことでもいいから必ず「よくやった」と褒めてから、「ここはこうやったほうがいいだろう」と教えていくということ。人間というのは、どんなことでも褒められればやる気がでてくるので、叱る前に褒めるということを忘れてはならない。
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海外の株に投資をしようと考えたときに、1つだけはっきりいえるのは、その国の事情や、その国の政治情勢を分析できない人は、手を出してはいけないということ。いつどうなるかわからないところには、まず手を出さないことだ。
ローンで身を飾り、ラーメンをすすって外車を乗り回したって、男の価値は上がりやしない!
自分自身と、取引先という2つのライバルに勝ってこそ、成功という果実を手にすることができる。
人間、欠点や失敗は恥でもなんでもない。問題は、それらを克服し、「こうなりたい、ああいうことをやってみたい」という目的観があるかどうかなんだ。
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石油をやっていたころは何度も追い詰められたりはしたが、決して落ち込むということはなかった。なぜかというと、「オレには西側の世界にエネルギーを供給する責任があるんだ」という大きな目的と自負があったからだ。ナイジェリアのジャングルにいようが、どんな惨めな思いをしても、この自負があったから孤独感を感じたり、落ち込んだことはなかった。
機械的な人間に魅力はない。自分らしさをつくることに全力を。
人間というのは目の前の仕事に追われていると、いくら高邁な考えで起業しても、日々の時間に追われて忘れてしまうものだ。だからこそ、ときには意識して「いったいオレは何をしたかったのだろう」と初心に戻らなければならない。
時間はワインを熟成させるが、人間を成長させはしない。
柵の外のブタは死ぬ、死にたくなかったら血反吐を吐いて狼になるしかない!
人にモノを教えたり、仕事を任せたりすることは、想像以上に難しいことだ。いくら個人としての能力は高くても、人を使えるようになって初めて一人前といえる。この壁を乗り越えたとき、キミたちは、これまでの何倍もの力がついている自分に、驚くことになるだろう。
いずれにしても、人間、一人でできることなどはたかが知れているだけに、部下を育てていくということは、それだけ大きな仕事もできるようになるということだ。もっというと、部下を育てるということは、企業人として、どれだけの人間的魅力を持っているのか、いまキミは、内外から問われていると思ったほうがいい。
学は就職や出世の手段でなく、真実と正義を追求する場所だということをもう一度認識してくれ!
時間は、他人と同じことをしているときほど、価値がない。
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まずは自分に自信をつけるためにも、自分にしかない付加価値を探してみることだ。
一度、全部の仕事を、それぞれの部下に任せてみたらどうだろうか。「お前、この仕事をやれ」「お前は、こっちのほうをやれ」といって。とにかく任せてみるのだ。途中、「ああ、そうじゃなく、こうやったほうがいいのに……」と思っても、得意先を怒らせてしまうとか、よほどのことがない限り、じーっと我慢して口を出さない。そして、仕事が終わったあと会議を開いて、「ここはよかったけど、あのやり方はダメだった」とか「オレだったら、こうやったよ」と具体的に指示を出してやれば、部下も「ああ、そうか」と反省しながら仕事のやり方を少しずつわかっていくだろう。
部下に自分のコピーを求めているだけでは人は育たない。部下にも一人ひとり個性があるのだから、「こいつには人と交渉させるような仕事をやらせたら凄いが、事務的な仕事はダメだ」などと見極めなければいけない。
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