落合信彦
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人を雇い、食べさせていくことは、想像以上に大変なことだ。起業したいという相談も多いが、覚悟はできているか。
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最悪を想定し、最善を尽くせ。
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仕事なんていうものは、100のうち5でもうまくいったら最高なんじゃないだろうか。そう思わないとやっていけないし、そう思うことで切り替えも早くなるのだ。
いまは本音で生きることが大切にされる時代である。だがすべての人間が本音で生きていたら、世の中全くおもしろくなくなってしまう。いつの世にもやせ我慢しながら格好をつける男や女が必要なのである。
あらかじめ、「すきま時間ができたら○○をしよう」と準備をしておくことが、時間を有効に使う第一歩である。
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何もないのに守りに入り、20歳や30歳で老齢年金のことを考えてちゃ、やっぱり首から鎖は取れないよ。首輪を切ろうとしたら、自分の首を切るぐらいの覚悟がなくちゃ。ワイルドな犬は、首を傷だらけにしても、そうするんだ。
酒を飲むとき、絶対一人では飲まなかった。落ち込んだときに一人で酒を飲み、酒に溺れていった仲間を何人も見てきたから。
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日本の新聞なんかを読んでいると、明日にもアメリカ経済が死んでしまうようなことが書いてあるが、実態は全然ちがう。アメリカの銀行には、債権などの資産を合わせると全部で30兆ドルあるといわれている。今回のサブプライムローンにおける損失は、2500億ドルから多くとも5000億ドルといわれているので、銀行が持っている全クレジットの1パーセントの十分の一にすぎない。その銀行がつぶれていくなどということは考えられないだろう。それなのに日本の新聞は、明日にでも息絶えてしまうといった感じで書いてしまう。雰囲気で書いてるだけで、根拠はない。だから、詳しい数字は出てこないだろう。
いい男の条件の一つは、「格好をつけ、やせ我慢ができる男」である。例えば、ひとりの女を心の底から愛しているとする。だが自分と一緒になるよりも、その女が幸福になる生き方の選択があるならば、自分の気持ちを捨てる。これもやせ我慢のひとつだ。
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本気で考えている人は自分一人で肝をくくる。本気になれない人は他人の意見を聞く。
自分の心に水を与えなければいけない。そういう喜びがないと仕事も続かない。決算書だけの人生なんて悲しすぎるだろう。
英語を学ぼうとしたら、カネをかけるのではなく、時間をかけなければならない。まず、中学3年間の教科書を繰り返し読んで、頭の中にたたき込む。そして、毎朝、6時15分に始まるNHKのラジオ第2の英会話を聞けばいい。そのときに注意しなければならないのは、間違ってもテープレコーダーなんかでバックアップをしないということだ。1回きりで「もう2度と聞けない」と思うと、集中力が増して頭のなかに言葉がしみこんでいくからだ。
チャンスは突然やってくる。そして考えているうちに行ってしまう。
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物事を始める際には、形から入ろうとせず、魂を込めて内面を鍛えよ。
英語を学ぶときのポイントは、どうして英語を身につけたいのか、その動機付けにあると思う。オレの場合は、アメリカに行きたいというはっきりとした目標があったから必死になれたが、「六本木のバーで外国人とちょっとした日常会話ができればいい」というぐらいの思いでは、当然、たいした英語は身につかないだろう。
守ってばかりでは、やられる。
魂のないやつが100人集まったってダメなんだ!ひとりの強力な個人になれ!
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自分のウリと武器を入社五年目までに持てない者は、十年経っても持てないと思え。
チャンスを活かしたいのなら頭を磨くことだ。
これからいろんなトラブルに出会うだろう政治家に言いたいのは、醜い姿の己を直視して、困難な道を選択すること。逃げるも立ち向かうも、結局最後はそれで自分が許せるかという誇りの問題なんだよ。
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