エリートたちを出し抜くには、同じことをしてはダメだと悟った。グラウンド以外での過ごし方が大事になると考えた。そこでいつも俺は練習が終わった夜の街に繰り出す先輩たちを尻目に、ひたすら素振りと筋トレを繰り返したんだ。「他がやっていないことなら俺だけやってやる。今の状況を変えてやる」と。
野村克也
野村克也のその他の名言
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人間は24時間の使い方で差がつく。多少の遊びはいいだろう。しかし、いつも酒浸りで酔っ払っていては、普段から気力も体力も消耗させてしまう。
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俺をヤクルトの選手は信用してくれた。また俺も彼らを信用した。だからこそヤクルトは再生できた。就任3年目でリーグ制覇。翌年には日本一の快挙を成し遂げられた。
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不調を「チャンス」、スランプを「節目」と考え直せるような人間には、負け癖なんてつかない。逆にいえば「俺はスランプだ」「負け癖がついている」などと言う人間は、言い訳しているだけなんだよ。
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コンピューターがどんなに発達しようとしても、仕事の中心は人間だ。ならばそこには「縁」と「情」が生じる。それに気づき、大事にした者がレースの最終覇者となるのだと思う。
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大きな大会で勝つチームというのは「実力」以外のところで差が出る。それほどのレベルになると、出場チームの力は拮抗するからね。それは「腹を決めて勝負しているか否か」ということ。ひとことで言えば「覚悟」だ。
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「部下がダメ」「上司がバカ」と誰かのせいにして逃げているチームは決して勝てない。あなたが変われば、部下や上司やチームも腹を決めるかもしれない。
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ウソをついてでも勝つ。それくらいの気概が勝負には必要だろう。まっすぐにスクスク育った人間は、そこまでできない。いいのか、悪いのかね。
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私は新人時代、契約で入った選手もテスト生もグラウンドでやることは同じ、ならばグラウンド以外でやることが勝敗をわけると考えた。バットだけはよう振ったな。日本一振ったと思ってる。
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水は方円の器に随う。意味:四角い器に水を入れれば水も四角い形になり丸い器に水を入れれば水も円形になる。転じて、人も環境や付き合う人物いかんで良くも悪くもなるということ。