野村克也
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「どうするか」を考えない人に、「どうなるか」は見えない。
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ヤクルトの古田根拠は何や?」とね。どんな組み合わせを選び、捕手に投げさせるかは監督ではなく捕手のサインにかかっている。野球はドラマだ、なんていわれるが、それなら捕手は「脚本家」といっていい。だから、俺は捕手の配球に、必ず根拠を問う。
サッチーがいなきゃ幸せな人生はなかった。感謝感謝ですよ。
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捕手に配球の根拠を聞いたときに、「なんとなく……」「いや、直感です」等と答えた日には、こっぴどく叱った。たとえその配球がズバリ決まったとしても、根拠なき選択は次に活かせないからな。
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怒りの感情は、思考を停止させてしまう。それは勝負において不利な状況を自ら作り上げている。怒りの感情に支配されやすい人間ほど力を発揮できない。
勝っているときが一番怖い。リードしているときが一番怖い。
現役時代、監督時代、さらに解説者時代を通して「アタマを使って野球をする、語る」ということを強く意識してきた。その結果として、今があると思っている。残念ながら、日本球界では「アタマで勝負」という人間が少なかったからな。おかげさまで、食えとるわけや。
選手の時も監督になってからも、常に野球のことを考えていた。移動中はもちろん、銀座で遊んでいる時も。
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オーナー、生意気なことを言うようですが、」人間3人の友を持て」と言うじゃないですか。原理原則を教えてくれる人、師と仰ぐ人、直言してくれる人。オーナーには直言してくれる人がいないんじゃないですか。みんなオーナーが気持ち良くなる話しかしてこないでしょう。人間偉くなるとそうなるものです。
お前、クビになって悔しかったやろ。じゃあ見返してみろ。心が変われば人生は変わるで。
教えてくれないなら見て盗むことが大切。
結果が出なくても努力を続けた者だけが夢や目標を達成できる。
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好かれなくても良いから、信頼はされなければならない。嫌われることを恐れている人に、真のリーダーシップは取れない。
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ナポレオンは「人間を動かす二つのテコがある。それは恐怖と利益である」と言った。私はこの二つに「尊敬」を加えたい。リーダーは「利益と尊敬と、少しの恐怖」で組織を動かしていくべきで、その潤滑油が「笑い」だ。
王や長嶋がヒマワリなら、オレはひっそりと日本海に咲く月見草。
言葉の力が強いだけに、禁句というのもある。「妥協、限界、満足」や。「この程度でいいや」「そろそろ限界だ」「もう十分だな」。そんな風に自分の器を小さく見積もるようなことばかり言っている奴は、本当に小さな器になる。自分の言葉で、自分の成長を止めているようなものなんだよ。
バカには逆らわないほうがいい。相手にのせられて、同じように激高するのは大損だよ。怒りの感情で我を忘れるような人間は、思わぬ闇に足元をすくわれることがある。
ホームランが出る確率は王貞治だって一割を切る。高くはない。
京都の片田舎にある無名校から、十把一絡げのテスト生として入団した私は、最初から努力以外にこの世界で生きる術はないとわかっていました。だから連日連夜、誰よりもバットを振りました。3年目でレギュラー、翌年にはホームラン王になれたのも猛練習のおかげです。
野球とは頭のスポーツです。それ以外の答えは出てこない。一球一球の間合いに考え、次に備える。それが野球です。しかし現在の。プロ野球は投げて打って、それだけ。苦労して、考え、苦しむというのがないからドラマにならない。オーナーや球団社長には、もっとしっかりしてほしい。
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