いまの日本は様々な改革が必要ですが、各方面を説得し、実行するのはきわめて難しい。そこで必要なのは、すべての基礎、つまり世の中の基を変えることが必要です。崩れかかった大伽藍をあれこれ補修するのではなく、その基盤構造を入れ替えるのです。世の中の基礎中の基礎、それは人々の持つ価値観、何が楽しく、何が正しいかという価値観です。
堺屋太一
堺屋太一のその他の名言
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何でも自分で決められる、ということは、自分で決断することに慣れていない人にはつらい。籠の中に飼われていた鳥は、籠から急に出されたらどこへ行っていいかわからない。
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官僚は政治家の部下ではありません。官僚は官僚機構にのみ忠実なものです。政治が人気と腕力を失った結果、官僚主導が甦ったのです。
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企業も、労働者側の多様性に応じた仕事を提供していかなければならない時代が来たのではないでしょうか。教育についても戦後教育は全部、供給者サイドの発想で考えられたものです。これが大きな問題ですね。
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ビジネスマンの皆さん「わが社は大丈夫」と思ってはいけない。公務員諸君「親方日の丸だから」と安心してはいけない。静かに貯金するより勇を奮って改革に励もう。
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副業、二つ目の仕事を認める利点のひとつは、二つ目の仕事を通じて別業態・別組織の人々と触れ合うことで、本人の知識も組織の情報も拡大すること。時にはそんな人脈が役立つこともある。