私の生涯は、好きなことに彩られました。文章を書くことと、博覧会のプロデユースです。この二つは、やってもやっても疲れなかった。今は年を取りましたが、30代では丸二日徹夜しても平気でした。だから若い人に言いたいんです。30代で丸二日寝なくても平気、そんなふうに時間を忘れられる仕事を探しなさい。
堺屋太一
堺屋太一のその他の名言
-
最初の仕事で「通商白書」の作成にかかわり、私はこのとき初めて自分が文章を書くのが好きだとわかりました。それで熱心にやりだして生まれたのが「水平分業論」でした。
-
個人も組織も、ひとつのことが成功すると、同じことばかりを手がけたがる。イギリスのことわざに「競馬のやりはじめに大穴を当てた者は破産する」というのがある。万馬券に味を占め、大穴狙いがやめられないからだ。
-
「日本衰退」の基は個々の組織の衰えである。経済であれ、社会や文化であれ、「全日本」はこの国の個々の組織と個人の総和である。
-
過去の大事業も、それが成し遂げられる前は「ばかばかしい、不可能だ」と思われていたようなこと。ばかばかしさを楽しむことを忘れなければ、社会も人も変わっていく。