「失敗から学ぶ」とは、ある失敗を次に起こり得る失敗の防止に役立てることです。そのためには失敗が起こるに至った原因や過程を脈絡をつけて記述することも大切。
畑村洋太郎
畑村洋太郎のその他の名言
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「失敗例を多く知ることが、失敗対策のカギになる」というのは誤解です。失敗例から学び、教訓や知恵にする知識化の作業がなければ、失敗対策を知ったことにはなりません。
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失敗した時、「つらい」「苦しい」といった気持ちが生じたらしめたものです。その時、失敗の経験がその人の中に根づきます。すると新しい知識を受け入れる素地ができる。
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ハイテンションのまま、ものごとを判断しようとしても間違いを起こす可能性が高くなります。トップは間をおいて冷静さを取り戻すことも大切です。
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失敗と上手につき合い、失敗から学ぶためにも、まずは「失敗は恥である」「減点の対象である」と考える今の文化を変えていく必要がある。
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全体構造がわかれば、文章の構成は難しくありません。いきなり関係のない要素が割り込んできたり、本来なら因果関係のあるキーワードが離れ離れになるといった混乱も防げるはずです。