「自分は数字センスが欠けている」と嘆くビジネスパーソンがなぜ多いのか。それは身の回りで起きている事象を「数として捉える」、あるいは「数を作る」ということを強く意識していないから。無自覚に、何となくやっているんですね。
畑村洋太郎
畑村洋太郎のその他の名言
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失敗と上手につき合い、失敗から学ぶためにも、まずは「失敗は恥である」「減点の対象である」と考える今の文化を変えていく必要がある。
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無知による失敗を怖れるあまり、行動することなく調査や勉強ばかりに力を注いでいると、失敗によって失うものより、さらに大事なやる気と時間を失うことになります。
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全体構造がわかれば、文章の構成は難しくありません。いきなり関係のない要素が割り込んできたり、本来なら因果関係のあるキーワードが離れ離れになるといった混乱も防げるはずです。
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数字センスを高めたいなら、目の前の事象は何でも、数に置き換えてみる。数として捉えさえすれば、あとは足し算、引き算、掛け算、割り算で事足ります。肝心なのはどういう姿勢を心がけるかという最初の前提です。
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失敗した時、「つらい」「苦しい」といった気持ちが生じたらしめたものです。その時、失敗の経験がその人の中に根づきます。すると新しい知識を受け入れる素地ができる。
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暗算をするときには学校で習った「答えは1つ」という発想は捨ててください。正解が10なら、9でも11でも、とりあえず答えられればいい。とにかく数字に置き換える姿勢が何よりも重要。
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結局ね、数に強くなりたいと願うなら、本を読んでいるだけではダメなんです。数字を作って、暗算して、電卓を必死に叩かないと。頭と手を必死に動かして数字センスを鍛えましょう。
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「失敗から学ぶ」とは、ある失敗を次に起こり得る失敗の防止に役立てることです。そのためには失敗が起こるに至った原因や過程を脈絡をつけて記述することも大切。