高田明
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「できない理由」なんて何一つない。どれもやれば、「実現可能」だと思うんです。
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変化に対応するには、自己否定できることがすごく大事です。すべて打ち消すという意味でなく、常に変わろうと考え、何かを求めていく心を持たなければなりません。
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テレビショッピングの私は、なまりがでるとか、テンションが高い、つまり高ぶっているとかいわれます。自分が惚れた商品を伝えようとする思いが、人より強いのでしょう。
社会のため人のために企業はある。理想通りにはいかなくてもその精神を持つことが大切。
商品はただの物ではありません。その商品やサービスによって、その人の人生がどのように変わるのか考えなければいけない。
今を一生懸命生き続ければ、課題が見えてくる。それを一歩一歩乗り越えていく。そこに人生がある。
ひとつの商品を一日限りで徹底的に売る「チャレンジデー」という企画は、私は反対でしたが、ぜひやりたいという担当者の熱意でOKを出しました。結果は大成功。逆に私自身が、過去の経験に囚われていたのだと反省するとともに、嬉しくもありましたね。
経費が少ないから無理だという人は、その範囲内で最善のことをやっているかを問うのです。考え続けなければ、ビジネスは成功しません。
私がいま、一番目指しているのは会社の継続です。ジャパネットを100年以上続くブランドにしたいのです。
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マーケティングの言うところの数字は過去の情報でしかありません。それを参考にするけれども、動いている数字をどう捉えるかが重要です。
どうしたら想いが伝わるのか。下手でもいいから、自分の想いを自分の言葉で素直に話すことです。
分かりやすく伝えることは難しいことです。伝えたつもりになってしまっていることが一番恐ろしい。
変化にスピーディーに対応するだけでなく変化を自分たちで創造していくことが大切。
人生はシンプル、複雑に考えてはダメ。今を一生懸命に生きる。これに尽きる。
心を伝えないと売れない。
部下に仕事を任せることに対して正直、フラストレーションはあります。自分でやったほうが全然速いですからね。任せることの大事さは以前からわかっていましたが、現場の仕事を優先したのです。それを後悔してはいませんが、やはり百年続く企業になるには人材育成は避けて通れません。
私たちにとって最大の課題は、お客さんの人生に商品がどのように役立つか、具体的に考えることです。商品だけを見ている人は、商品しか語れません。私は、商品がお客さんの人生にどうかかわれるのかをいつも重視しています。この商品の購入が夫婦の会話が増えるきっかけになるのではないか。そういったことを常に考えています。
仮に上手くいかなくても失敗や挫折とは感じません。いまの結果を素直に受け入れ、そこからスタートすればいいのです。自社スタジオ建設など大きな投資は、最悪のケースを織り込んで決断します。投資が半分しか回収できなかったとしても、最善を尽くした結果であり、社員のモチベーション向上や、会社の存在感アップになるのなら、投資価値はあったと考えます。
人間は、とらえかた次第で、いくらでも前向きになれるものです。
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世の中も商品も常に変化し、商品サイクルがものすごく速いから、止まった瞬間に我々がつくった数字も過去のものになる。
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