高田明
1
同じ商品を紹介していても「売れる」ときと「売れない」ときがあります。両者で一体何が違うのか。それは間違いなく話し手の「気力」です。
当社にライバルはいません。強いて言えば、自分たちの中にあるといえます。
0
他者を気にするのではなく、意識すべきは自分自身の信念と、自分の事業の先にあるお客様である。
2
私は二期連続で減収減益だったときも、心配したり悩んだりしませんでした。それは、地デジ完全移行後のテレビ関連市場の停滞が理由だということがわかっていたこともありますが、心配するよりも今、何をやるかが重要だと考えたからです。
技術なくして思いは伝わらない。
机の上でいくら考えても、現場に立って行動しないと現状は変わらない。
いつまでも「ジャパネットたかた」のままではダメ。社名から「たかた」が外れても世間に認知される企業にならないと。
できないと決めているのは誰かというと、自分自身なんです。人は決めませんから。まず自分ができると信じること、あまり考えずに思ったようにやってみること。やってみてできなかったから、やり方を変えてみればいい。
覚悟すれば、奇跡を起こせる。
多くの人は失敗したことを後悔するのではなく、ベストを尽くさなかったことを後悔する。
業務の流れを図に描いて、何をどう変えたらいいのかを考えて、改善の精度を高めています。木だけでなく、森を見る。点でも線でも考える。様々な部門を集めた全体会議は2、3か月に1回ですが、部門の中には改善をテーマにした会議を頻繁に開いています。
それで5000万円のコスト増になるんだったら、そのお金で社員旅行をして皆で楽しんだ方がいいですよ。
努力しているけど実現できないという人は、努力の回数が足りていなかったり、努力の方法が間違っているだけ。今できることはすべて考えて、できるまで継続してみることです。
どうせ読めない未来を心配するより、今やりたいこと、今楽しいと思うことをやればいい。
価値を伝える力、説明力が大切です。消費はまさに創るもの。
夢を持ち続け、日々精進。いま目の前にある状況を受け入れて最善の努力をし、それを乗り越えていく。そのひとつひとつの積み上げが夢へとつながっていく。
常識にとらわれず、お客様が何を求めておられるのか、相手の立場から俯瞰する、読み取る力、感じる力が大切です。そのために現場に立ち続けてきました。
前へ前へと常に変化する中でも、創業期の精神に戻らなければならない。
私はずっと「今」に集中することで経営をしてきました。時代の先を読むことが重要だとよく言いますが、学者の方がどんなに知恵を絞っても、時代の先なんて読めないのが現実だと思います。明日の株価だってわからない。なのに、「景気の先行きがどうなるか」なんて心配してもしょうがないですよね。
ジャパネットにとって生命線になるのが、販売する商品の選び方です。カギになるのは「使いやすさ」です。高齢者でも簡単に操作できる商品が最も適しています。買った商品が届いて、使いにくかったらどうなるのか。説明を求める購入者からの電話がカスタマーセンターに集中して、電話がつながりにくくなります。そうなると、他の商品を買ったお客様からの電話がとれなくなり、ジャパネットというブランドの品質を落としてしまいます。そんな商品は売ってはいけません。
高田明のすべての名言