高田明
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いまを一生懸命生きれば、すぐ先の未来は変わる。だから、常にいまの自分を更新し続ける。ずっとそうして生きてきました。
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業務の流れを図に描いて、何をどう変えたらいいのかを考えて、改善の精度を高めています。木だけでなく、森を見る。点でも線でも考える。様々な部門を集めた全体会議は2、3か月に1回ですが、部門の中には改善をテーマにした会議を頻繁に開いています。
それで5000万円のコスト増になるんだったら、そのお金で社員旅行をして皆で楽しんだ方がいいですよ。
努力しているけど実現できないという人は、努力の回数が足りていなかったり、努力の方法が間違っているだけ。今できることはすべて考えて、できるまで継続してみることです。
売れる商品を予測するよりも、売れる商品を自分たちで作ればいい。
真剣になって、次の新しい突破口を探していく。真剣の度合いが深ければ深いほど力が付いてくる。
常識にとらわれず、お客様が何を求めておられるのか、相手の立場から俯瞰する、読み取る力、感じる力が大切です。そのために現場に立ち続けてきました。
私はずっと「今」に集中することで経営をしてきました。時代の先を読むことが重要だとよく言いますが、学者の方がどんなに知恵を絞っても、時代の先なんて読めないのが現実だと思います。明日の株価だってわからない。なのに、「景気の先行きがどうなるか」なんて心配してもしょうがないですよね。
普通にやっていたら普通でしかない。
周りの皆が幸せであってくれればいい。会社を大きくすることに魅力は感じない。
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当社にライバルはいません。強いて言えば、自分たちの中にあるといえます。
100年、200年続く会社になるためには、事業継承は大切なこと。いつかはやらなくてはなりません。これには割り切りと覚悟が必要。
技術なくして思いは伝わらない。
机の上でいくら考えても、現場に立って行動しないと現状は変わらない。
今を超えない限り次には進めないのですから、今を成功させるための努力をすることが一番大切です。
できないと決めているのは誰かというと、自分自身なんです。人は決めませんから。まず自分ができると信じること、あまり考えずに思ったようにやってみること。やってみてできなかったから、やり方を変えてみればいい。
常に上を目指して、改革を続ける企業文化が必要です。トヨタ自動車の「カイゼン」に学ぼうといつも言っています。改善活動はやらない方が仕事は楽かもしれません。しかし現状に満足すれば、成長力も落ちます。高い目標を掲げると、自然にその方向に向かうものです。
覚悟すれば、奇跡を起こせる。
私は67年間、「失敗」が無い人生でした。本当に一生懸命やったことは、たとえ結果が出なくても「失敗」ではありません。
AIなどデジタル技術に偏り過ぎることで、新しいものを生み出す力も失われる。人間が退化してしまうのではないかという懸念を持っています。
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