高田明
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あまり若いうちに自分を固めないことです。無理に夢なんて持たなくていい。若いうちはいろんな人に出会い、いろんな本を読むべきです。最初から完成形を目指さずに、徐々に変化していけばいいと思います。
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懸命に向き合えば、今何をすべきかがわかる。わかれば、あとは一気呵成の行動あるのみ。
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サービスの質を高めるにはどんなことを意識したらよいのでしょうか。私はお客様の「がっかりした」という声を聞きのがさないことだと思います。
仕事のやりがいが何かと問われれば、結論は1つ「お客さんの笑顔を見ること」です。そこを感じたときに人は「仕事は面白い。やってよかった」と思う。最終的にはお客さんの笑顔を感じる社員の集合体を作っていくことではないでしょうか。まだ課題もあるし、難しいが、是非やり遂げてもらいたい。
一歩間違ったらすぐに凋落してしまう。栄枯盛衰ですから世の中は。
一所懸命にやらなかった仕事は実らない。死に物狂いでやったことは自分に返ってきます。
理念という変えてはいけないものが人の生き方にも企業にもある。
一番大事なのは「感動を伝えること」です。人間は喜怒哀楽があり、感動する生き物です。いろいろなことを感じながら人生を全うする。だから私たちは、ある商品を手にすることで得られる感動を、お客様に届けなければなりません。この商品があれば、生活がどのように変わるのかを、具体的にイメージできるように工夫しています。
問題の原因を見つけて解決するのが人生。それをずっと続けていたら、結果的に自分の成長に繋がり、人にも幸せを与えられる。
ヨボヨボになる前に社員にいろいろなことを伝えていきたい。一番大事なのは、この会社が100年続くようにすることです。女房とよく話をするんですが、「我々の時代は今よりもよかった」と言うのではなく、30年後が一番よくなるようにしたい。
いま、ジャパネットの業績が伸びていますが、好調なときは危険なんです。時代は常に変化していますから、課題も次々に出てきます。
人生で無駄なことは何一つ無い。積み上げていけば、必ず後に生きてくる。
良くなればそこに驕りや慢心が出てくるのでそれを正していくことも大切。
やり続けた努力は100%無駄にならない。
カメラはたかがカメラだが、人の人生を変えるカメラだってあるんです。その実例を私は知っている。
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ジャパネットとは、どんなブランドであるべきなのか。当社は何のために存在し、何を目指していくのか。それを考え抜いて3年前に「クレド」をつくりました。
私自身がスタジオで「どうしたら伝わるんだろう」と悩みながら何度も試行錯誤して、1つの商品をどのようにしたら魅力が伝わるかと考え続けたから、工夫も生まれました。この過程を通して、段々成長をさせてもらいました。
経営者に大事なのは「継続する力」です。必死に頑張るのは誰でもできます。しかも経営者なら頑張るのは当たり前です。大事なのは、どこまで粘り強く続けられるかです。継続にこそ意義があります。途中であきらめてはいけません。真の経営者は、常に満足することなく、改善を積み重ねながら自分に挑み続けるものです。私は企業の最終的な価値とは継続することだと考えています。
右脳は直感で物事を捉え、左脳は論理的に物事を捉えます。この両方がないと経営者は駄目です。理性ばかりで経営しては、いずれ会社は行き詰る。経営には感性が必要です。99%は理性的に経営を考えても、最後の1%に感性が必要なんです。
あまり複雑に考えず、シンプルに今を一生懸命生きる。ただこれだけ。
高田明のすべての名言