高田明の名言
ジャパネットたかた創業者
高田明の名言。全225個。
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あまり若いうちに自分を固めないことです。無理に夢なんて持たなくていい。若いうちはいろんな人に出会い、いろんな本を読むべきです。最初から完成形を目指さずに、徐々に変化していけばいいと思います。
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何をするにも人生で手遅れなんてことはないのですが、1つだけ言いたいのは、どんな挑戦でも、やるなら今すぐ始めましょうということです。
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仕事で間違った判断をするのはよくあること。大事なのは「いかん。失敗したかもしれない」と思った時に、それを受け入れ、スピードを持ってすぐに対応できるかどうかなのです。
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変化に対応するには、自己否定できることがすごく大事です。すべて打ち消すという意味でなく、常に変わろうと考え、何かを求めていく心を持たなければなりません。
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いま、ジャパネットの業績が伸びていますが、好調なときは危険なんです。時代は常に変化していますから、課題も次々に出てきます。
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反省会の場で、私が禁句にしている言葉があります。「おかしいな。こんなはずではなかったのに」です。自分の狙い通りに物事が進まなかった時、誰でもつい使ってしまう言葉です。
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当社はテレビの通販番組だけでなく、チラシもすべて自社で制作しています。見出しの大きさや写真の配置に加え、使う場面をイメージしやすいように工夫しています。
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テレビショッピング番組で商品説明をするとき、私はまったく緊張しません。何事も、うまくやろうとするから緊張するんです。その点、私はうまくやろうと思っていないから。
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同じ商品を紹介していても「売れる」ときと「売れない」ときがあります。両者で一体何が違うのか。それは間違いなく話し手の「気力」です。
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お客様の関心事は日々変わっています。同じ表現方法を繰り返すのでは、お客様の心は動かないと思っています。伝え方の工夫が常に必要なのです。
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買う人の人生にどういう形で役に立てるのか、そこまで踏み込んで販売したら、きっとお客さんにも伝わるはずです。そして、そんなことが結果的に「売れるネタ」につながっていくのです。
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これは女性向け、これは若い人向けというように決めてかかっていることが多い。しかし発想を変えればまだまだ市場を創造することができる。
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私の座右の銘は「夢持ち続け日々精進」だ。この言葉が大好きで、何千回となく口にした。夢は「持っていたのに」と過去形ではなく、持ち続けるものだ。
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実家のカメラ店の手伝いを初めて以来、朝から夜まで瞬間、瞬間を懸命に生きてきた。目の前のことを無我夢中でやっていたら、ジャパネットができていた。「今を生きる」ことこそが、私の人生そのものなのだ。
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通信販売事業を継続していく中でこれまで常に心がけてきたことは、利益が上がる商品だけを優先することなく、厳選された品質の高い商品を扱うということ。
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私はジャパネットたかたを、社会的責任感の強い社員、どこにも負けない販売ノウハウ、信頼できる商品という中身がつまったひとつのブランドとして育てていきたいのです。
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国だけでなく商品分野も身の丈を知る必要がある。私たちには化粧品や食品を売る力はない。勉強しないとモノは売れない、世の中はそんなに甘くないと思っています。
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テレビショッピングの私は、なまりがでるとか、テンションが高い、つまり高ぶっているとかいわれます。自分が惚れた商品を伝えようとする思いが、人より強いのでしょう。
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ファミリー企業であれ、一般企業であれ、企業の使命というのは同じ。だから誰が社長になるのか、ファミリーがどうかというのを前提に考える必要はないんじゃないかと思います。
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事業を譲渡するのは覚悟がいる。逆に言えば、私は覚悟があるから社長を交代した。不安は無いかといったら、当然不安もあります。だけど次の社長を信じたら期待もあるではないですか。
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100年、200年続く会社になるためには、事業継承は大切なこと。いつかはやらなくてはなりません。これには割り切りと覚悟が必要。
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マーケティングの言うところの数字は過去の情報でしかありません。それを参考にするけれども、動いている数字をどう捉えるかが重要です。
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未来を不安に思って悩んでいたら、今が疎かになってしまう。変えられる未来を作れるのは、今しかない。一番伝えたかったことは、「今を生きる」こと。
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ワンパターンだと飽きられてしまいます。失敗から学ぶことも重要ですが、うまくいっても成功体験にとらわれないことが長く活躍できる秘訣ではないでしょうか。
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社長は自分で決断しないといけない。会社のすべてのものに最終決裁者となるわけです。その経験を積めば積むほど経営者として成長する。
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明日を変えるのは今しかない。過去に起こったことはどんなに頑張っても変えられない。一方、未来も変化が早く、3年後や10年後のことを考えても空論にしか過ぎない。
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人生、何を始めるにも遅すぎることはありません。私はやりたいことが沢山あります。あと50年、夢を持って今を生き続けていきたい。
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「ま、いいか」と、あきらめそうになる気持ちをぐっとこらえて頑張ると、仕事が楽しくなってくるし、お客様からの反応もあるものなんです。
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サービスの質を高めるにはどんなことを意識したらよいのでしょうか。私はお客様の「がっかりした」という声を聞きのがさないことだと思います。
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将来どうなるという想定はしますが、確定させることはできないので、今、最善を尽くしていく。それが僕のやり方です。将来を考えるよりも、今やることで次が見えるようにする。目標のない積み上げ方式です。
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話すということは、ただ口から言葉を発することじゃない。想いを伝えることです。だから、話すのがうまいとは、自分の想いを伝えられる人のことを言うのだと思います。
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周囲の誰かと自分を比べても優越感や劣等感が生じて疲れるだけで何の得にもなりませんが、昨日の自分と比べると自分の成長につながります。「他の人より上」でなく、「自分史上最高」を目指せばいいのです。
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いまの課題をコツコツこなしていけば、語学学習のように、いつか大きく飛躍する瞬間が訪れます。そこまで根気強く努力を続け、夢を持ち続けられるかどうかが成功するか、しないかの分かれ道です。
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私たちの提供する商品が人のために役立てるかどうかは、提案ひとつで変わります。実際、私が商品説明の言葉を変えただけで、売れ行きが3倍違ったこともありました。
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会社がつぶれるかもしれない。本気でそう思うほどつらい経験でしたが、会社のあり方を根本から見直す良いきっかけになりました。組織を強化しなければ、会社は存続できないことを教えてくれたからです。
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販売で若い人は自分の思いをなかなか上手く説明できません。消費者が求めているものは何かを理解しきれていないからです。お客様は話し手の生き方や経験を見ています。失敗しながら人間として魅力を磨いてほしい。
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お客様にわかりやすくメッセージを伝えるには、言葉以外の様々なノウハウも重要です。商品の展示の仕方、カメラのレンズは説明する人の目の位置にあるかといったことも意識するように言っています。
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改善によってみんなが成長していきます。論理的な思考が身についてくると、人は非常に力を発揮できるようになります。若手の中からも優秀な人材が育ってきています。
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夢を持ち続け、日々精進。いま目の前にある状況を受け入れて最善の努力をし、それを乗り越えていく。そのひとつひとつの積み上げが夢へとつながっていく。
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今を一生懸命、300%の力で頑張ってきましたから、結果が良くても悪くても受け入れられる。受け止めたら、いつのまにか乗り越えている。
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商品の先にあるもの。それは感動だったり、楽しさだったり、人の生活を変えるもの。私はその感動をお客様に伝えていきたいのです。
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努力しているけど実現できないという人は、努力の回数が足りていなかったり、努力の方法が間違っているだけ。今できることはすべて考えて、できるまで継続してみることです。
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ある商品を500個売るという目標を立て、500個売れたとしても私は満足しません。本来は1000個、1500個と売れたかもしれません。
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私は言葉だけで商品の説明をしていません。例えば小型のカメラを持ったら「小さいでしょ」と指先の動きで示します。表情や動作、自分の体全体で「すごいですよね」と語りかけ、数十万人の方との会話を楽しむのです。
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常識にとらわれず、お客様が何を求めておられるのか、相手の立場から俯瞰する、読み取る力、感じる力が大切です。そのために現場に立ち続けてきました。
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私は常に今を大事にしています。スタジオに立ったら、その商品を紹介することしか考えていません。それを乗り越えて一歩一歩行かないと未来は創れない。
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商品に対しての知識だけでなく、色んな物に関心を持ってアンテナを張っていないと、生放送でエンターテインメント性のある語りはできなくなる。
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常に一生懸命やっていれば、失敗を失敗と思わなくなります。その結果、いつのまにか「成功」という言葉が出てくるのかもしれません。
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物事を達成できない原因は2つあります。ひとつは自分自身が自分を信じていないこと。もうひとつは「できない」という考えに囚われてしまうこと。
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できない理由ばかり言う暇があったら、まずはその事実を受け入れて、十数%の「できる」可能性を100%に膨らますための施策を打ちましょう。
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うまくいかないこともあるでしょう。でも落胆する必要はないのです。一番大切なのは、そこへ向かう自分がいるかどうか、情熱を持って今という瞬間を一生懸命に生きているかどうかです。
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理念とミッションなくして企業の継続・成長なし。パッションなくして夢は語れない。売上げの先には人の幸せが無くてはなりません。それこそが企業のミッションであり、不可能を可能にする力なのです。
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必要な商品は時代の流れとともに変わっていく。そのトレンドは一日ごと、いや一時間ごとに変わっています。こうした流れを読む努力は必須です。
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やらなかった失敗はあっても、一生懸命にやった失敗はない。毎日300%の力で取り組んでいるという自負がありますから、他人から失敗に見えても、私には試練と映る。
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もし売れなかったときは、お客様の支持が得られなかったと反省が必要。商品がダメなのか、値付けがダメなのか、それとも提案の仕方が悪いのかを、徹底的に考える。
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経費が少ないから無理だという人は、その範囲内で最善のことをやっているかを問うのです。考え続けなければ、ビジネスは成功しません。
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チャレンジ精神を常に持ってほしい。商品が1000個売れたと満足しては駄目だ。どうしたら2000個売れるのか。売れなかったら、過去のデータと照らし合わせてなぜかを考える。そういう思考が求められます。
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僕は商談で遠慮せずに申し上げるのですが、日本のメーカーは成功体験が長すぎたのではないかと思います。もっと消費者視点を掘り下げる必要があります。
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感動や喜びをお客様が共有すれば、自然に商品を買ってもらえます。共感を与えるメッセージは、私だけでなく全社員が一緒に発信するのです。私がいなくなっても、社員みんなが感動を伝えられる会社が目標です。
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ジャパネットは商品の先にある幸せを届ける義務があります。「この商品を3万円で仕入れて、10万円で売れば儲かるよ」という話があっても、その基準で商品を選んで売ると会社は駄目になります。
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重要なのはブレない考え方だと思っています。私たちは人間として大事なものを見失ってはいけません。人間が本来持っている感情の中に、ビジネスは存在しています。
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我々が売り上げ1000億を達成して満足したら、そこでもう終わりです。結果よりも常に自分が努力し続けるというプロセスが大事。
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過去最高益を達成できたのは奇跡ではありません。必然です。それを成し遂げられた理由の一つは、現実を受け入れて、「やるぞ!」と決めたこと。
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AIなどデジタル技術に偏り過ぎることで、新しいものを生み出す力も失われる。人間が退化してしまうのではないかという懸念を持っています。
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大事なことは何度も伝える、ということもお客様への伝え方と一緒です。伝わるまで社員に何度でも同じことを言わねばなりません。当然、時間はかかりますよ。おかげでいつも昼食は3~4時です。
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私たちは「声の改革」ということをかなりやっています。お客様からの生の声が日々入りますから、それを元に商品のマニュアルに1枚の紙を入れて説明することにしたら、問い合わせの電話が3割減りました。
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ジャパネットとは、どんなブランドであるべきなのか。当社は何のために存在し、何を目指していくのか。それを考え抜いて3年前に「クレド」をつくりました。
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テレビもラジオもペーパーもインターネットも共通して、いかにお客さんの期待に応えていくものを作っていくか常にお客様の目線で考えています。
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反省会でもっとも重要なことは、売れなかった理由を探すのではなく、売れる理由を探すこと。失敗の中から、次に活かせる可能性を見い出し、次はどうするかを話し合うこと。
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トレンドを捉えるのが難しくなっている。トレンドが変わる中でヒットを生むには、別々のカテゴリーの商品を組み合わせて、新しい価値を持たせることも大事。
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人は失敗すると反省し、今のままで良いかと考える。反対に成功するとどうしても同じやり方を続けたくなるもの。しかし、それでは成長や発展はない。
高田明について
実家のカメラ店から独立し、通信販売の「ジャパネットたかた」を創業。日本の通信販売業界の先駆けとなった。2017年には同社傘下のJリーグチーム、V・ファーレン長崎の社長に就任した。