誰しも家族の影響は大きいと思います。実家が書店だったので、本は比較的身近な存在でしたし、両親や祖父母の言葉や働き方を見てきました。大人とはこういうものだという、最初の認識はその姿です。影響を受けないほうがおかしい。父は厳格な人で、食事中に少しこぼしたりするとものすごく怒られました。そして、祖父母もうそを許さない人でした。そういうことは、今でも強烈に覚えています。うそはついてはいけない。正直に生きるんだと。
丹羽宇一郎
丹羽宇一郎のその他の名言
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若いときに金儲けなんか考えるのは、ロクなものにならない。金儲けを目的にしたら、多少のことならと悪いことをしてでも金を儲けたいと思ってしまうものです。これは人間の本性です。金を追っかけてはいけない。
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明日は今日より良くなると、みんなが夢を持てる社会にしないかぎり、日本の未来に光が昇る時期が遅くなることは間違いありません。
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「コツコツ努力することはカッコ悪い」という悪口は、努力する才能のない人の僻みです。「悔しかったらお前も努力してみろ」と言い返してやればいい。
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何のためにやっているのかよくわからないのに、とにかく時間を費やしているのは努力するふりをしているだけです。正しく努力するコツは、「何のために」という目的を常に意識することだと思います。
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人間の底力は「仕事×時間」で決まるものです。「俺はこんなに頑張ってきたんだ。努力の量は誰にも負けないぞ」という思いが、いざというときに自分の支えになります。
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みな平等で、同じように育ち、同じように働き、同じような給料をやっていく。おそらくそれは難しいでしょう。しかし、格差が固定するようではいけない。流動性、つまり機会の平等が確保されていなくてはいけません。