ナショナリズムを煽動する方向に舵を切って国が栄えた例は、歴史上ひとつもない。
丹羽宇一郎
丹羽宇一郎のその他の名言
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いったん信頼にヒビが入ったら、「私はそんな人間ではありません」といくら説明しても、いくらお土産を持っていっても、あるいはお金を出しても、信頼関係はそう簡単に取り戻せるものではない。
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経営者は、周囲から「あいつは頭がおかしいんじゃないか」と思われるくらい、確固とした信念を持たなければ、社員はついてきません。
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私が商社時代、部下に取引先と信頼関係をつくるために言い続けてきたことは「お金儲けのために仕事をするんじゃない」「金を追っかけていったら、逆に金は逃げるぞ」ということです。
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あくまでも一部の出来事にすぎず、だからこそメディアが取り上げる。現場を自分の目できちんと確認することです。自分で判断を下す人には、とくにこれが必要でしょう。
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出世やお金という目先の欲で突進すれば、人間は卑しい本性が現れてしまいます。ですから私は、利益よりも信頼が先であることを常に意識してきました。
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企業には賛成多数で決める人事はひとつもありません。だから、企業の不祥事は全部、トップの責任です。トップが責任をとらないのは許されないことです。
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若いときに金儲けなんか考えるのは、ロクなものにならない。金儲けを目的にしたら、多少のことならと悪いことをしてでも金を儲けたいと思ってしまうものです。これは人間の本性です。金を追っかけてはいけない。
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伊藤忠の社長を辞めた頃に考えたのですが、残りの人生は社会のため、国のために使おうと決めました。だからある意味、覚悟はできていた。