自然の脅威や力に対してある種、科学者としてひれ伏してしまう。そのあたりにやりがいがありましたね。
渡辺謙
渡辺謙のその他の名言
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東北に関しては、あるときから支援という気持ちはなくなりましたね。いまは「一緒に何をやったら楽しめるのだろう」と考えています。
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「いい作品だから」だけでなく「自分がやりたいと思っていること」「やるべきだよって言われていること」「求められていること」この三つがそろったところにある作品を、選択できたら、と思っています。
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自分が変わることを焦る必要はない。自分の中でなにかが変わるためには何年か発酵する時間がいる。僕らの仕事でいえば1本の作品ですべてが決まるわけじゃない。
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それがたまさか舞台から始まったので、演劇というところに向かったんでしょうけれど、笑顔になってもらうためにはどうプレゼンテーションしていくかを考えることが性に合っているようです。
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あまり日本とハリウッドを分けて考えてはいなくて、魅力的な脚本と魅力的な監督がいれば、どこでも良いと思っています。僕に興味を持って声を掛けてもらえることは、俳優としてうれしいことですからね。
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東日本大震災以降、変わりました。今は日本離れ難しという気持ちが強く、例えば自分が出演したいハリウッド映画があったとしても「それでいいのか」と自問自答してしまう。
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今やるべきことは何なんだろうと常に自問自答するというか、時期や空気みたいなものがきちんと合うかどうかは、考えざるを得ないですね。
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映画づくりで一番大切なのは、最初に自分が突き動かされた思いを、制作過程でいかに捻じ曲げずに育てていくかなんです。枝葉を伸ばすのではなく、幹を太くしていくイメージです。
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こうやってふたを開けてみると、海外のメディアも非常に好意的に受け入れてくれていてそれなりの結果が出たので、正直ホッとしたというか、本当に良かったと思います。
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そこに集ってくれる人たちにどうやって喜んでいただけるか、どうやったら笑顔になってもらえるか、それだけを考えている。もしかしたら、それが僕の本質的な原動力かもしれない、ということは感じます。
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成功とか名誉という言葉は、僕にはあまり関係ない。作品を通して社会と向き合い、何を伝えられるのか。そのほうが僕には大切なんです。
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いま東北を回らせていただいて、気仙沼に「K-port」というカフェも作りました。そこでは、俳優である自分とは別に、ものすごくシンプルに物事を思考している自分がいるわけです。
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全米で今年一番注目され、期待されている作品だという前評判は聞いていましたが、撮影中はワンシーン、ワンシーンを丁寧に撮っていくことに集中していました。