混迷の時代には「そうだ、もともと人生なんて思うようにいかないもんなんだから」と絶望のどん底まで降りていって、そこから跳び上がればいい。
五木寛之
五木寛之のその他の名言
-
「人間には無限の可能性がある」というような言いかたには、どこか嘘があると思う。人間にはできることと、そして、できないことがある。
-
楽しいことは長続きする。好きなことは長続きする。気持ちのいいことは長続きする。そうでないことは、どんなに強制されても結局は続かない。
-
こ人生は思うにまかせねものである。好きであっても素質がない場合もあり、素質はあっても環境や運に恵まれず、好きではない世界で一生をおくらなければならないこともある。
-
人生に目的はあるのか。私は、ないと思う。あらかじめ決められる法律のような人生の目的というものを、私は想像することができない。
-
人間は誰でも自分がいちばん大切なのです。そして、そのことをほんとうに自覚した人間だけが、自然なかたちで他人を大切に思うことができる。
-
国が国民のためにあるなんて、夢を見てはいけない。国家は国民のためにあるんじゃなくて、国家そのもののためにあるんですから。
-
大事なことは何か。なにごとによらず、一つずつの行為を十分にあじわいながら、その一瞬を大切に過ごすこと。それがいま、特に大切に思われてならないことなのです。
-
風が吹かないとヨットが進まないように、人間も「やろう」としたことのすべてを自分の力でやっているわけじゃなくてね。目には見えない大きな力で動かされている。
-
私自身は、さんざん苦労していろんな目に遭って生きてきたのだから、「疲れたけれど、これで休めるか」というようなホッとする気持ちで死に臨めればいいな、と考えています。