高田純次
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どうやらオレには知的っていうイメージがあるらしくて、最近はクラブに行っても触れなくなっちゃったんだ。
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扇風機の首振りの部分が壊れたんで、俺が首を振ってるんだ。
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高速道路の渋滞で女の子が座ってオシッコするとバレるから、立ってやったらバレないんじゃないの?
何もしなくてもハラが減るけど、これが「生きてる」っていうことなんだろうね。
キミ、桃とイチゴとサクランボが好きなの?高いのばっかりだねぇ~。
オレはレコード世代だから、CDっていうと「クリスチャン・ディオール」の略だと思っちゃうよ。
鼻の大きさとアソコの大きさが比例するっていうけど、それが正しかったら、俺は他の人よりも20㎝は大きいことになるよ。
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カラスは黒くて怖いから、黄色にしちゃえばいいんじゃないの?
なんだかんだ言っても、お偉方というのはたいていはイエスマンしか評価しないものだ。飲みに行くと、「君は若いんだから、もっと生意気なことを言った方がいい」とか言っている人にかぎって、実際に生意気なことを言うと、カーッときてしまう人はよくいるよね。人間は自分の本性をよく知っているから、そこを隠そうとして普段は逆のことを言っていたりすることがある。まあ、そのへんに注意してあくまで相手の立場を立てながら真摯に訴えれば、反論を聞いてくれることもあるだろうけど。
他の人たちが、はっきりしたギャグや言葉で勝負しているとしたら、俺の場合はそういう言葉と言葉の間にある行間を泳いできたようなもの。それがよかったのかも。ただし、これはそうやって行間の味わいみたいなもので勝負してきたということじゃなくて、むしろはじめから「勝負を避けてきた」ということかもしれない。ネタで勝負をしてきたら、ひとつやふたつはヒットを飛ばし、もっと売れた可能性はある。でも、逆にそんな時期があったら、いまの年齢までテレビに出ていられなかったんじゃないかとも思う。まともなネタ勝負をしてこなかったのは、意外に賢い生き方だったってことにもなる。もっとも、そうやって生き残ってきたのは緻密な計算では全然なくて、単なる流れだからあんまり参考にはならないけれど。
昔、1泊2日でハワイロケをしたことがあるんだ。
レディー・ガガは目の上に目をかいてたけど、あれは僕の方が先にやってたんだ。
タイの四つ星ホテルに行ったら33度もあるのにエアコンがなくて死にそうになっちゃったよ。
ハワイに行ったらホテルの中にいたのに波の音がうるさくて眠れなかったんだ。
ジョギングは毎朝自分の目の前でミニスカートの女の子がコケてくれないと毎日続かないよね。
キミ、はっきりした顔してるねぇ~。どこが目でどこが鼻かすぐ分かるね~。
俺も分別はあるよ。さっきも、ちゃんと水洗トイレを流してきたよ。
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日本でレアアースがとれないっていうけど、部屋の畳をひっくりかえしたらあるんじゃないの?
昔の人はよく言ったもの。「平凡が一番だよ」。上手くいった人への嫉妬も入ったこの言葉、じつに上手い言い訳ではないかと思うよね。「貧乏で頭もよくないけど、みんな丈夫だし、幸せだよね」そんなふうにして、ときどき人生のバランス論をかみしめながら、毎日を上手く生きていたんじゃないかと思う。いまの若い人たちも結構大変な状況のようだけど、日本が貧乏国だった時代のこんな知恵を少し借りた方がいいんじゃないかな。
会社の潤滑油じゃないけど、その人の存在が、会社の中の様々に立場の違う人たちにとって、お互いに都合のいい言い訳になっているような人。「できればもっと厳しく品質にこだわりたい」という立場の人と、「多少のことは目をつぶってくれないと、会社がつぶれちゃうよ」という立場。このふたつの立場を理解して、具合よく現場を回している人がいないと、上手くいかない。
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